ソニー・コンピューター・エンターテインメント・アメリカ（SCEA）は30日（現地時間）、インターネット上でのリアルタイムによる相互通信技術などをもつ米ベンチャー企業、RTIME社を買収したと発表した。ソニーのゲーム機「プレイステーション２」向けに、ブロードバンド（高速・大容量通信）時代に対応したインタラクティブ・ゲームなどの関連ソフトや技術を開発していく。

　 RTIMEは1993年の設立。買収でSCEAの全額出資子会社となるが、買収額などは明らかにしていない。RTIMEはカリフォルニア州にあるSCEAのスタジオで共同開発を進めていく。RTIMEのブランドは残し、ゲーム関連以外のパソコン向けネットワーク製品などの既存事業も継続する方針。SCEAは、この買収でプレステ2のブロードバンド戦略を加速させる。