NTT-Xと三菱総合研究所は29日、2社が共同で運営しているインターネット・アンケート・サイト「gooリサーチ」で実施した「オンライン証券投資に関するアンケート」の調査結果を発表した。

　 調査は、2000年5月10日から23日まで公開型インターネット・アンケートとして実施され、有効回答者数は7,919人だった。

　 全回答者のうち、実際にオンライン証券取引を「経験したことがある」のは11.8％だった。「取引したことは無いが興味は大いにある」との回答は26.1％。

　 取引経験者が感じるメリットの1位は「店頭に行かずに取引が出来る利便性」で、その半面、取引に伴う不安としては「個人情報の漏洩」と「ネット犯罪の被害」が同率で1位だった。

　 興味はあるがまだ取引をしていない人の理由としては「運用資金不足」が最も多く、次いで「セキュリティなどの不安」という回答。

　 この結果から、オンライン証券取引の定着や一層の利用者増加には、投資家の個人情報保護をはじめとする各証券会社の顧客情報に対するセキュリティについて、信頼感向上が必要だとまとめている。