＜マザーズ＞
　 ネット総研（4741）が連日の急騰、本日も一時ストップ高まで買われ、株式分割発表前の水準からは5割強の上昇となっている。一方、本日はリキッド（4740）も1：3の株式分割を発表した。発表直後は急騰して155万円ストップ高まで買われたものの、その後は利食い売り、戻り売りに押されて伸び悩んだ。この対比からも、ネット総研の株価低迷には売買単価の高さが多分に影響していたことが窺える。マネックス（8626）は5日ぶりに反発、サイボウズ（4776）も当面の利食い売り一巡との見方から続伸となっている。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 エネサーブ（6519）が切り返してストップ高、再度出来高も膨らんできている。業績成長力や株価の割安感から、押し目買い意欲の強さが感じられる展開。同様に、デジタルアドベンチャーも活況、7日続伸で上げ幅も一段と膨らんでいる。現段階で利益を計上している企業とそうでない企業の株価格差が広まる状況となっている格好。モーニングスター（4765）を始め他の銘柄は総じて軟調。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己