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雇用情勢改善か?~7月の労働力調査

  総務庁が29日発表した7月の労働力調査によると、完全失業率(季節調整値)は前月と同水準の4.7%となった。失業率は依然高水準で推移しているが、完全失業者数は前年同月比12万人減の307万人と3カ月連続で前年の水準を下回り、労働省が発表した7月の有効求人倍率も0.60倍(同)と前月に比べ0.01ポイント上昇。さらには倒産やリストラなどによる非自発的失業者の数も5カ月連続で減少していることなどから、労働省では「雇用情勢は改善の動きが広がりつつある」とみている。

  一方、総務庁が同日発表した7月の家計調査によると、サラリーマン世帯の消費支出(1世帯当たり)は35万2,196円となり、物価変動分を除いた実質で3.6%減少。夏のボーナスの不振背景に3カ月連続のマイナスとなり、個人消費の回復が依然はかばかしくない実態が浮き彫りになった。

■URL
・総務庁
http://www.somucho.go.jp/
・労働省
http://www.mol.go.jp/

(沖野宗一)
2000/08/29 09:58
3/30(金)
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