シャープ（6753）は28日、米ピクチャーテルと新世代テレビ会議システムの商品化と生産を協業化していくことで合意したと発表した。シャープの音声・画像処理術とピクチャーテルのテレビ会議システム技術を合わせて、2000年末までに共同開発商品を発売する予定だ。

　 テレビ会議システムは、価格が下がったことに伴い中小企業やSOHOへの導入が進んでおりニーズはさらに拡大している、と両社が判断。CCDカメラなど画像処理、小型化設計技術をもつシャープと、すでに大規模テレビ会議システムなどで多くの実績があるピクチャーテルがSOHO向けの新世代テレビ会議システムを共同で開発していくことになった。

　 2000年中には国際標準規格であるITUスタンダードに基づいた高品位で簡易なユーザーインターフェースをもったシステムを開発、商品化する。