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猛暑も効かず~7月のスーパー・百貨店売上不振

   日本チェーンストア協会が24日発表した7月の全国スーパー売上高は前年同月比4.3%減の1兆4,409億円(店舗調整後)と、20カ月連続のマイナスとなった。また、日本百貨店協会が同日発表した7月の全国百貨店売上高は同4.5%減(同)の8,737億円で5カ月連続のマイナスとなった。マイナス幅も99年9月(5.2%減)以来の大幅なものとなった。

   今年6~8月の平均気温は過去10年間で2番目の猛暑となる見通しで、今回の猛暑が実質個人消費を0.9%押し上げるという試算(富士証券)もある。しかし、猛暑による夏物衣料などの販売好調は7月前半までで、後半は息切れした格好。不振の主因は、スーパーが主力の食料品、百貨店は衣料品、ギフト需要の低迷のほか、そごうの店舗の販売不振も響いた。

   電気事業連合会によると、電力10社の23日の販売電力量が31億5,578万キロワット時に達し、7月21日以来、ほぼ1カ月ぶりに最高記録を塗り替えた。北から南までこれだけ連日のように猛暑が続けば、ビール、アイスクリーム、エアコン、扇風機、日傘など夏物関連商品への波及効果が見込まれるが、スーパー・百貨店の売り上げが回復するまでまだまだ時間がかかりそうだ。

■URL
・日本百貨店協会
http://www.depart.or.jp/

(沖野宗一)
2000/08/24 17:54
3/30(金)
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