日本相互証券は、日本初となる株式の私設取引（PTS）を28日から開始する予定だったが、9月初旬に延期すると発表した。

　 　同証券によれば、PTSシステムのサーバーの1部に不具合が発見され、この不具合自体はすぐに修復できる見込みであるものの、システム全体の信頼性を高め万全の体制で運営を図るために延期することを決定したという。

　 　PTSで取扱う銘柄は、保管振替機構で決済可能な取引所上場株券と店頭登録銘柄のうち、売買高が多い上位200銘柄程度を予定している。参加予定の証券会社、銀行、機関投資家などは約100社。8月28日から29日にかけ、これら全ユーザー参加で模擬売買の回数増加などのテストを行なう予定になっている。