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「1円増資」の仕掛け人は?~IT関連株のマザーズ上場を後押し |
東京証券取引所で一人の常務理事の動向が注目を集めている。マネックス証券(8626)が、株式公開前に「1円増資」に踏み切り、東証マザーズ上場時に個人投資家の手が届く“低株価”を実現した。現行商法の抜け穴とされるこの手法は、実はマネックスの松本大社長と東証の鹿子島菊雄常務理事の「合作」なのだという。 現行商法は、額面株式の1株当たり純資産額について「5万円を下回ってはならない」と規定。インターネット関連などベンチャー企業の株価を、常識離れの水準まで高騰させる要因となっている。
●関係当局と極秘裏に
●してやられた これに対し、守旧派の中には「違法ではなくても、脱法行為ではないか」(大手証券)など批判も強いが、「してやられた」(同)というのが本音のようだ。8月10日付の日本経済新聞夕刊も編集委員の署名記事の中で、「第2、第3のマネックスが出てきた場合、株式市場のカジノ化に拍車が掛からないとも限らない」と指摘しているが、分かったような分からないような論調だ。
●東証の救世主? 米ナスダックが日本に上陸するなど、東証の独占的な地位は揺るぎ始めているが、兜町では「鹿子島氏が東証の救世主になる」(あるオンライン証券社長)との声も。 ■URL・東証 http://www.tse.or.jp/ ・マネックス証券 http://www.monex.co.jp/ ・流動性を重視するマネックス証券の新規上場 http://www.watch.impress.co.jp/finance/report/articles/000724-1.htm ・マネックス証券、上場初日はストップ高~出井ソニー会長も激励 http://www.watch.impress.co.jp/finance/news/2000/08/04/doc116.htm
(兜太郎)
2000/08/21
11:11
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3/30(金) |
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