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コラム 瓦版一気読み(8月21日) |
情報は時とともに劣化する… ●冷戦は深海で続く? 【1面トップ】◇産経と日経を除く4紙が、バレンツ海に沈没したロシアの原子力潜水艦「クルスク」の救出作業の模様をカラー写真付きで掲載(21日付最終版、以下同)。英国海軍の救助チームとノルウェーの潜水チームの支援を得た作業が始まったが、各紙によると「艦内全域で浸水」(読売)など、残念ながら救出は絶望的とのトーンで埋め尽くされている。 それにしても、この事故のロシア政府の対策は後手後手の連続。当初から1986年のチェルノブイリ原発事故や、最近、不祥事を起こした日本企業のリスク管理の甘さを連想させられていた。英国などに救出を依頼するなら、なぜもっと迅速に進めなかったのか、冷戦は終結しても、まさに「ソ連体質引きずる」(朝日3面の関連記事)だ。もっとも、冷戦終結といっても原潜は最高の軍事機密。平和ボケの日本人の”人道主義”では容易に理解できない軍事力学はあろう。 ◇日経は厚生、労働、大蔵、通産の4省が検討し、2001年度にも導入するという「新型企業年金」の原案。新型って「401k」のこと? と思わず混乱したが、要は現行の「税制適格年金」の法人税負担を軽減するなどの改革版。厚生年金基金からの新型への切り替えも可能というが、「新型」を強調する余り、税制適格年金の衣替えという本質が分かりにくい。これが日経の得意とする「スクープ仕立て」記事ではあるが。 ◇産経は、刑務所入りは60歳以上の高齢者が急増しており、「大半が常連組」という話題もの。 ●どっこい、生きてるピッチ
【IT】 出先から原稿などの文書を送るデータ通信の用途が純増を支えている。筆者も最近、データ通信専用の端末を導入して、ピッチの生き残りにささやかながら貢献している。 ●甲子園のアキアカネ
【トピック】 増山 広朗(メディア批評家)
2000/08/21
09:28
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3/30(金) |
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