スカイパーフェクTV！（スカイパーフェクト・コミュニケーションズ）とNTT東日本は18日までに、CS放送などの顧客管理やデータサービス業務を行う新会社「データネットワークセンター」を設立した。来年夏に打ち上げられる東経110度CS事業のために昨年12月に設立していた企画会社（エスエヌ企画）を母体にした。

　 新会社は資本金4億円で、スカパーが51％、NTT東日本が49％を出資した。東京に本社を置き、社長にはスカパーの執行役員である小濱廉太郎氏が就任した。110度CSのみならず現行のCS、BSデジタルさらにインターネットも対象にした加入者受付、課金、請求などの顧客管理業務を行う。

　 また、今年12月から開始されるBSデジタル放送での双方向データ放送で、視聴者から戻って来るデータの処理サービスも行う。すでに、顧客管理業務ではBSデジタルに参入するスター・チャンネルから、双方向データ処理ではビーエスフジからそれぞれ業務を受託した。

　 同社は、事業資金調達の一環として今年12月に資本金を60億円まで増資する計画で、テレビ局など数社に出資を要請する方針だ。