日本航空（JAL、9201）、全日本空輸（ANA、9202）、日本エアシステム（JAS、9203）の3社は9日、共同で航空券の発売を行う新会社「国内線航空会社共同WEB株式会社（仮称）」を今年10月に設立すると発表した。2001年4月から業務を開始し、ウェブ上での航空券販売によって年商100億円をまずは達成させる。

　 新ウェブでは、3社の国内線スケジュールや空席状況、運賃情報などをひとつのサイトで確認でき、3社を比較したうえでチケットを購入できるようにする。クレジットカードを使った決済を可能にし、予約変更や払い戻しなどの手続きもひとつのサイトで完結させユーザーの利便性向上を図る。現在は3社それぞれでサイトをもっており、利用者は全てのサイトを回らなければ料金の確認などは出来ない。

　 本社は東京都内におき、資本金は5億円程度。3社が均等比率で共同に出資する。初年度に売上高100億円を目標にし、5年以内には3社国内線航空券売上高の5％程度を占めたい、としている。