日本と韓国のベンチャー企業の橋渡しをと、ベンチャー投資・育成会社のエーペックスビーアイネットは4日、両国企業らが参加する「ネットコムクラブ」を設立した。東京都千代田区のホテルで開いた設立説明会には日韓ベンチャー経営者や金融機関、行政担当者など約100人が参加し、双方のビジネスチャンスを探った。

　 同クラブは、日韓の企業が相互協力や提携を進めてビジネス機会の拡大を目指すのが最大の狙い。具体的には日韓の（1）ベンチャー企業のジョイント（2）企業情報の交換（3）商慣習や文化の勉強の場を提供-などで、今後は1ヶ月に1回両国のベンチャー企業経営者を招いてプレゼンテーションを開くなどの会合を行っていく。各種の情報はウェブを中心としたネットワークで公開するほか、エーペックスビーアイネットがメインとなって事業資源などを支援していく。

　 8月22日からは東京ビッグサイトで韓日文化産業投資説明会（ネットコム2000、韓国外交通商部など主催）の開催が決まり、韓国のベンチャー企業であるグッドカルチャー、モシス、コウエルインベストメントなど計70社が参加して、日本企業とのビジネスマッチングを探る。