シスコがリードして全般買い戻される

　 米国株式市場は3日、売り先行で急落して始まるも午後に入ってテクノロジー株全般に押し目買いが入り大きく切り返した。

　 ダウ工業株平均は前日比18.68ドル高（0.2％高）の10706.21ドルと小幅ながら4日続伸。NASDAQ総合指数は101.42ポイント高（2.8％高）と3日ぶりに反発した。

　 来週に決算発表を控えているシスコ・システムズ（CSCO）が、一段安のあと買い戻され 3 7/16ドル高（5.6%高）の 64 3/8ドルと大幅高となり、相場全体をリードした。半面、携帯電話の出荷台数の見通しをこれまでの1億台から8,000～8,500台に下方修正したモトローラ（MOT）が 11/16ドル安（1.9％安）の 35 15/16ドル。半導体製造装置のキューリック・アンド・ソファ・インダストリーズ（KLIC）は、受注の遅れで今四半期から2四半期、売上が見込みを下回る恐れがあると発表したことを嫌気し、5 1/2ドル安（24.9％安）の16 5/8ドルと暴落した。アプライド・マテリアルズ（AMAT）など、ほかの半導体製造装置株も軒並み安。