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NYSE・NASDAQ概況(31日)

  アメリカオンライン・ラテンアメリカが今週IPO予定

  米国株式市場は週明けの31日、前週末の弱い地合いを引きずらずに大型テクノロジー株やインターネット株を中心に買い戻された。ダウ工業株平均は薬品株など安定株が下落した影響で前週末比10.81ドル高(0.1%高)の10521.98ドルと小反発。NASDAQ総合指数は103.99ポイント高(2.8%高)の3766.99ポイントと4日ぶりに大幅反発した。

  昨年末比の騰落率は、ダウ工業株平均が▲8.5%、NASDAQ総合指数が▲7.4%とどちらも冴えない。2000年1月の終わりから3月にかけては、NASDAQが大きくアウトパフォームし、ダウと反比例の動きとなったが現在ではほぼ同等のパフォーマンスに収束したかたち。ただし、ダウは昨年末からほとんどプラス圏で推移していない。

  この日1→2株の株式分割権利落ちとなったインテル(INTC)は、現在世界最速となるPentiumIIIの 1.13GHz版を発表し 2 3/16ドル高(3.4%高)の66 3/4ドルと買われた。シスコ(CSCO)、オラクル(ORCL)、アップル(AAPL)、i2テクノロジー(ITWO)なども高い。日本語版のWebサイト開設までは明言しなかったが、日本で顧客サービスセンターを開設すると発表したアマゾン・ドット・コム(AMZN)は 1/8ドル高(0.4%高)の 30 1/8ドルと反応薄。

  一方、ゴールドマンサックス(GS)が今週にもセカンダリー・オファーリング(株式売り出し)を行なう予定。また、IPO(新規公開・上場)では、アメリカオンライン・ラテンアメリカ(AOLA)も今週に予定されている。1株15-17ドルで総額4億2,500万ドル規模のIPO。同社の1999年6月期の収入は160万ドル、純利益は500万ドルの損失。


(別井貴志)
2000/08/01 10:34
3/30(金)
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