本日はナスダックスタンダード市場にエーアンドアイ（4773）が新規上場。初値は1860円となり、公募価格の2300円を19％下回った。公募価格割れの上場となったことでその後も見切り売りが継続、一時1700円までの下落となっている。成長力は高く期待されたものの、ＩＴ関連など類似企業の最近の株価下落が買いを手控えさせる要因となったようだ。昨日の上場初日は活況となったデジタルアドベンチャー（4772）だが、本日は利食い売りに大幅安。米国ナスダックの大幅安を背景に、利食いの動きが早まった格好。

　 マザーズ市場もほぼ全面安。まんだらけ（2652）はストップ安と本日も処分売りが優勢、公募価格からは半値以下の水準にまで落ちこんだ。また、急速なリバウンドの動きとなっていたぷらっとホーム（6836）も一時ストップ安と4日ぶりの大幅反落となっている。リキッド（4740）も決算発表における連続赤字の見通しが嫌気されて一段安となった。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己