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マザーズ・ナスダックJ 市況(7月27日)

  ナスダックグロース市場に本日新規上場したデジタルアドベンチャー(4772)が活況となった。朝方から買い気配値を切り上げる動きとなり、後場中頃に初値2000円をつける。公募価格1100円に対して81.8%の上昇、出来高も140万株を超え、公募・売出株数120万株が一回転している。ここ最近、IPO市場は軟調な展開を余儀なくされてきたが、こうした不安ムードを一掃するような立ちあがりとなっている。ただ、ナスダック市場全般にまでは波及効果がなく、エックスネット(4762)、クリーク&リバー(4763)などはストップ安となっている。

  昨日マザーズ市場に新規上場したまんだらけ(2652)が2日目にして商い成立。初値は公募価格125万円に対して39%安の76万円となった。限定された顧客層であることから成長性への懸念が強まったほか、計画している設備投資に対する懐疑的な見方もあり、公募価格からの大幅な水準訂正を余儀なくされてしまったようだ。

  株式会社フィスコ アナリスト佐藤 勝己


2000/07/27 16:31
3/30(金)
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