都市銀行による初めての消費者金融事業が27日午前に開業した。さくら銀行（8314）系の「さくらローンパートナー」が、コンビニのエーエム・ピーエム（am/pm）ジャパンの店舗に端末を設置して事業展開するもので、同日、東京都千代田区の店舗にさくら銀の岡田明重頭取らが出席して開業式を行った。

　 このローン会社は、さくら銀やam/pmジャパン、三洋信販（8573）などが資本金100億円で設立。am/pmの店舗内に、審査とカード発行の機能をもつ専用端末を設置して、利用者を受け付ける。融資額は最高50万円。コストを切り詰めた運営により、貸出金利は当面年18％を上限に設定、消費者金融では割安に設定している。利用者はカードで、さくら銀やam/pm店舗のATMから現金を引き出す。

　 申し込みはインターネットや電話でも受け付ける。さくらローンパートナーは当初、都内に30台の端末を設置、2001年度末までには全国で1000台に増やす計画。また、2004年度末までの融資残高目標を6,000億円に設定している。