森トラストと大和証券SBキャピタル・マーケッツ（大和SBCM）が折半出資で設立した不動産投信会社に、三菱信託銀行（8402）が資本参加することになり、3社は25日、早期に実現させる方針を明らかにした。この会社は「森トラスト大和不動産投信」で、今年2月に資本金4億円で設立していた。

　 国内で本格的な不動産証券化マーケットを創設する会社として注目されている。今回、三菱信託が資本参加することになったのは、同行のもつ信託ノウハウや情報力をファンドの組成や運用など、不動産投信事業に生かす狙い。三菱信託は、5％を出資する方向で、2社がもつ株式から均等に取得する。このため、森トラストと大和SBCMの出資比率は47.5％ずつとなる。