沖電気工業（6703）と日本IBMは25日、製販統合のシステム事業で協業化を推進する契約を交わしたと発表した。製造業の調達から生産、販売など基幹業務全般をサポートするソリューション事業で協力するもので、IBMの統合ビジネスサーバー「AS/400」と、バーン社の統合パッケージ「BaanERP」を組み合わせて企業に提案していく。

　 このソリューション事業はERP（エンタープライズ・リソース・プランニング）とSCM（サプライ・チェーン・マネジメント）を統合して進める。沖電気はバーン社のERPソリューション提供では国内トップの実績をもっている。またIBMのAS/400は世界で50万台を超えるユーザー実績があるという。両社は、販売拡大のための共同プロモーションなどを展開、当面、EPR/SCMソリューション事業で100億円規模の市場開拓を目標にする。