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古河電工、米社出資の含み益が1兆6,000億円

  古河電工(5801)が21日、前日比230円高(8%高)の3,130円と大幅高となり、他の電線株も連れ高した。

  20日の米国市場で、同社が筆頭株主になっている光通信・ネットワーク関連のJDユニフェーズ(JDSU)が指数採用のニュースから暴騰したことを好感。古河電工は1990年6月、JDユニフェーズの前身であるカナダのJDSファイケルに出資した。その当時の持ち株比率は52%で親会社。昨年7月、JDSファイケルと米国のファイケルが合併してJDSユニフェーズが誕生すると、持ち株比率は23%(出資金額の絶対額は変わっていない)となった。

  その後、JDSユニフェーズが買収戦略を推し進めるなか、一部持株を売却したこともあって現在の出資比率は16%。古河電工の含み益は1兆5,000~6,000億円あるとしている。ただし、独禁法の絡みもあって当局の認可が遅れていたJDSユニフェーズによるE-TEK DYNAMICS(ETEK)買収が認められたことで、「買収が実現すればおそらく出資比率は13%台になるだろう。JDSユニフェーズとは今後ともビジネスパートナーとしての関係は変わらない」(古河電工広報)としている。

■URL
・NYSE・NASDAQ市況(20日)
http://ij-test2.impress.co.jp/finance/news/2000/07/21/doc4.htm
・古河電工
http://www.furukawa.co.jp/
・JDSユニフェーズ
http://www.jdsunph.com/

(別井貴志)
2000/07/21 16:26
3/30(金)
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