CSKグループの沖縄CSKの子会社で、パソコンやパッケージソフトのテクニカルサポートなどを手掛けているCSKコールセンター沖縄は21日、当初東証マザーズでの株式上場を計画していたが、上場市場をナスダック・ジャパンに変更することを明らかにした。

　 同社では、昨年の暮れに株式を公開・上場する計画であることを公表していた。当時は、新興株式市場としては東証マザーズが開設されており、ナスダック・ジャパンは市場開設の計画だけで「実際にはどのようになるかはっきりしない面もあった」（会社側）ため、一応東証マザーズと公表していたという。

　 さらに、当時はサミットにあわせて2000年7月に上場したい意向も公言していたが「スケジュール的には最初からかなり無理な計画で、今年中に上場することを目指す」（同）としている。東証マザーズからナスダック・ジャパンに変更した理由は特別なものは無いとしながらも「そのほうがインパクトがありそう」（同）と述べた。

　 同社では、コールセンター業務に特化するつもりは無いという。CSKグループとしてITを基盤としたビジネスを、しかも沖縄でどのようなことができるのかを今後も見据えて展開していくかまえで、場合によって現在とはまったく違う業態の企業に、社名も含めて変わる可能性もあるという。

　 なお、CSK・SEGAグループ企業各社の株式公開・上場予定は今年2月のDreamcastのネットワークサービス会社イサオの説明会にて明らかにされた。今回、CSKコールセンター沖縄の上場予定市場が変更されたが、その他の企業の計画には変更が無いとしている。