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セブンイレブンで紙のワクチン証明書を取得した
2022年8月18日 00:01
紙版の「新型コロナワクチン接種証明書」が、全国のセブン-イレブンで取得できるようになりました。8月17日から全国の店舗でマルチコピー機とマイナンバーカードを使って、紙の「接種証明書」が取得できます。発行手数料は1部につき120円です。
ワクチン接種証明書は、各市区町村で行なわれた新型コロナウイルスワクチン接種の事実を公的に証明できる書類で、旅行やイベント参加などで提示を求められた際に証明書として提示できます。'21年12月から“アプリ”で発行し、スマホに保存できるようになっていましたが、“紙”の証明書を取得するには、役所へ赴いたり郵送対応が必要など、少々面倒でした。今回のセブンイレブン対応では、アプリだけでなく、紙でも手軽に証明書を取得できるようになります。
筆者も昨年12月にアプリで証明書を取得し、3回目接種後に再取得(アプリで操作するだけ)を行なっていましたが、せっかくセブンイレブンが対応したので、近所のセブンで“紙”のワクチン証明書も取得してみました。
3分程度で取得完了。セブンがあれば証明書が取れる
セブンイレブンでのワクチン証明書取得で必要なものは、マイナンバーカードとパスワード(4桁/券面事項入力補助用の数字)だけです。ただし、海外でも証明書として使いたい場合は、セブン-イレブン“だけ”では完結できないので注意が必要です。
発行できる証明書は、パスポート情報等を記載した「海外用及び日本国内用の接種証明書」と「日本国内用の接種証明書」の2種類あります。海外旅行などで使う場合は、前者(海外用)が必要となりますが、海外用の場合は、7月21日以降に自治体窓口もしくはアプリで同証明書を取得している必要があります。筆者も2月に3回目ワクチン証明書が終わっているため、紙の証明書取得に向けてアプリ上でワクチン接種証明書を再発行しておきました。
マルチコピー機では、[行政サービス]-[証明書の交付]を選択すると、マイナンバーカードを提示する画面が表示されます。カードをコピー機にかざして(置いて)、証明書交付サービスから[新型コロナワクチン接種証明書]を選択して、利用規約に同意した後で4桁の暗証番号を入力します。
その後、お住まいの地域と市町村を選び、交付する証明書の種類(国内 or 海外/国内)を選択し、必要な枚数を選ぶと確認画面が表示されます。ここで[確定]すると、支払画面になります。
セブン-イレブンの場合、支払手段は現金とnanacoです。他のキャッシュレス手段は使えないので注意しましょう。支払い完了すると、すぐにプリントを開始します。
作業開始からプリント終了まで、3分程度です。マルチコピー機の操作で居住自治体をわざわざ全国から選ぶのがちょっと面倒でしたが、窓口に行ったり郵送するよりは明らかに簡単です。
- マイナンバーカードを用意
- マルチコピー機「行政サービス」を選択
- マイナンバーカードをリーダライタにセット
- 必要な書類を選択し、確定ボタン
- 発行内容を確認し、確定ボタン
- プリントスタート
基本的な流れ
注意点としては、海外用と国内用の選択を間違えないことと、海外用の場合は事前にアプリで再発行(7月21日以前に証明書をアプリで発行している場合)することぐらいでしょうか。あとは、発行可能時間が午前6時30分から午後11時と、24時間対応ではない点は留意しておきましょう。なお、2万件以上のセブン-イレブンのほか、セイコーマート(1,162店舗)などでも取得可能で、今後対応コンビニが拡大していく予定です。
もっとも、国内でワクチン証明書を求められる機会はあまり多くありません。筆者の知る限りでは、一部のイベント参加や外資系企業への入館時ぐらいです。最近はあまり求められなくなっているようですが、海外旅行・出張時には紙のワクチン証明書があると安心という声も聞きます。ともあれ、こうした新しい行政サービスが簡単かつ迅速に受けられるようになったことは歓迎したいと思います。