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理想のエコバッグ探求。渋谷ロフトの売れ筋から3つ選んで使ってみた
2020年7月23日 09:15
7月からレジ袋が有料になり、すでにエコバッグを購入した人も多いはず。筆者もスーパー、コンビニ、ドラッグストアなど、食料品や日用品を買うために日常的に使っていた店のレジ袋が一気に有料化され、その不便さを痛感しているところです。
レジ袋代のコストを抑えるためにも、今やエコバッグは必需品です。それだけに各メーカーからさまざまなエコバッグが発売されています。そこで今回は生活雑貨を幅広く取り扱い、エコバッグも種類豊富に揃う「渋谷ロフト」で、売れ筋商品や、現在の潮流について話を伺い、さらに気になったものを購入して使ってみることにしました。
「渋谷ロフトでは約250種類のエコバッグを取り扱っています。なかでも人気なのがロフトオリジナルの巾着トートやランチトート。とてもリーズナブルなので、おみやげ感覚で手軽にご購入いただいているようです。最近はコンビニのレジ袋がなくなることを考慮し、平たいお弁当が入るマチのあるバッグが増えていますね。今までは使ったことがない男性でも使いやすいようにシンプルなデザインや、用途に合わせて使い分けができるサイズ展開のあるシリーズも多く見られます」とプレス担当の高橋祐衣さん。
そう言って紹介してくれたエコバッグのうち、迷いつつも筆者が購入に至らなかったのは、「Chuo Chuo Poche HorB ハンカチエコバッグ」(カミオジャパン)、「ゼロポイント エニイタイムトート Mサイズ」(KN PLANING)、「シュパット コンパクトバッグ Drop」(マーナ)の3つ。
HorB ハンカチエコバッグ(1,496円/税込・以下同)は、ハンカチとしても使える綿素材のバッグ。エコバッグを持つのことが少ない男性にもおすすめとのことです。
ゼロポイント エニイタイムトート Mサイズ(2,365円)は、クルッと丸めてポケットに入れられるバッグで、持ち手にシートベルトの素材を使用しています。Lサイズもラインアップ。
シュパット コンパクトバッグ Drop(2,178円)は、一気にたためる「シュパット」という人気シリーズのラインアップの1つ。しずく型は大きく使えて小さく収納できることが特徴です。
高橋さんの話を聞いたうえで、さらにエコバッグコーナーを物色して、使ってみたいエコバッグを3つ購入しました。選んだのは、エートレードの「nanobag(ナノバッグ)」、イマオコーポレーションの「notabag BAG&BACKPACK(ノット ア バッグ バッグ&バックパック)」、そして「ロフトオリジナル ランチトート」です。価格はナノバッグが2,310円、バッグ&バックパックが4,070円、ロフトオリジナル ランチトートが275円。
購入理由は……
・ナノバッグ→とにかく小さく収納でき、仕事用のバッグに入れてもかさばらない。容量も大きく、収納する時にたたまなく済むのもポイントに
・バッグ&バックパック→トートでもリュックでも使うことができ、荷物が多い時は背負って両手を空けることができるので便利そう
・ロフトオリジナル ランチトート→とにかくリーズナブルだし、小さく収納できる。小さいけれどマチもあり、サブバッグとしての活躍に期待
以上3つを持ち歩き、約3週間、取っかえ引っかえ使ってみた感想をお伝えしたいと思います。
丈夫で持ちやすい、やわらかで薄手の「ナノバッグ」
このバッグの利点は、なんといっても収納時の小ささと耐荷重。手のひらサイズに収納でき、重さはわずか22gながら耐荷重は30kg。しかも付属の袋に指で押し込むだけで簡単に収納できるというすぐれものです。
素材が薄いので最初は重いものを入れる時に少し不安でしたが、難なくクリア。重いものを入れても楽に肩掛けができ、やわらかな素材感で肩への食い込みもやわらげてくれるような印象です。収納力もあるので、大量の買い物でも問題なく使うことができます。
私の場合、付属の袋に収納するのが意外と面倒に感じたので、バッグに結びつけたり、くしゃくしゃっとバッグの中に入れたりして使うことも多かったです。しかもこの柄は目立つので、荷物が多いバッグの中に入っていてもすぐに見つけられます。
難点をいえば、形の違う商品を詰めすぎると型崩れを起こしてしまうこと。それは生地の特性からくるマイナス面のように思いますが、この素材感は使っていてとても気持ちがいいので、総合的にプラス要素の方が上回っている感じですね。
両手がフリーになり重い荷物もラクラク持てる「ノット ア バッグ」
このバッグはリュックにして背負うことができるので、2Lのペットボトルやお酒など、重いものも負担なく持ち歩くことができます。両手がフリーになるので、自転車で買い物に行く人にはかなりおすすめ。しかも荷物が軽い時や少ない時はトートバッグとしての利用も可能。荷物の量や買う物に合わせて2ウェイで使えるのは他のバッグにはない魅力です。
カラーバリエーションも豊富で、デザインもオシャレ。それだけに値は張りますがコットンとリップストップナイロンの混紡生地は厚みがあり、とても丈夫な感じです。ただしその分、エコバッグとしては収納時にやや大きく、たたむのも少し面倒です。また、お弁当やトレーに入った肉、魚などは平らに収納したいものですが、リュックで背負うと結局崩れてしまいます。こういった場合はトートでの使用がおすすめです。
意外にも活躍の場が広くてビックリ! ロフトの「ランチトート」
正直なところ、このサイズのエコバッグは持っていないし、「この価格なら失敗してもいいや」と思って購入したロフトオリジナルのランチトート。あらゆる店でレジ袋が有料になって、初めてこのサイズの便利さがわかりました。
筆者の場合、コンビニで買うものといえば、お弁当やパスタ、パン、ドリンク程度。少量しか買わないため、このサイズのバッグの出動率が高くなります。さらに肉屋、100均で小物を買う時や、ドラッグストアでの買い物も、このサイズでほとんど事足りてしまうのです。しかもマチがあるので、見た目以上に収納力が高く、スーパーでも「今日は牛乳と野菜を少しだけでいいかな」という時には、これで十分。
小さいのでパパッとたためてゴムで止めるだけと、収納もラクラク。当然、大量に買い物をする時は無理なので、収納力があるバッグと併せ持って使い分けたり、サブバッグにしたりすると便利です。
ランチトートは数量限定品とのことですので、気になる方はお早めに!
レジ袋有料化を知って慌てて手近でエコバッグを買ってしまい「もっと使いやすいものが欲しい」と思っている人は、ぜひ自分に合ったバッグを探してみてください。
種類豊富に揃うエコバッグですが、どの商品にもメリットとデメリットがあり、要望すべてを満たすものはなかなかありません。ですから、どこを重視するかをしっかり決めておくことが大切。収納時のコンパクトさやたたみやすさ、収納力、デザイン性、丈夫さ、機能性、価格……。いつ、どのタイミングで買い物をすることが多いかも考えて、最適なエコバッグを見つけましょう。
なお今回紹介したエコバッグは、店舗により在庫がない場合があるそうなので、ご購入の際は確認の上、お出かけください。