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ユニクロ、イオン、ドンキ等、7社のヒートテック系インナーを調べてみた

ユニクロがヒートテックを発売して以降、冬のインナーとして一気に注目を集めることとなった機能性インナー。最近ではZOZOがZOZOHEATを発売して注目を集めているが、ユニクロやZOZO以外にも、多数の機能性インナーブランドが存在する。今回は、それら機能性インナーの素材や価格を比べてみた。

ZOZOTOWNでは、自社製品とユニクロ製品を比較している

今回は、あくまでも日常的に、手ごろな価格で購入できる商品をピックアップ。例えば登山家用等のアウトドア・スポーツ向けインナーは対象としていない。

エントリーした商品は以下の7製品
・ユニクロ:ヒートテック
・ZOZO:ZOZOHEAT
・イトーヨーカドー(セブンプレミアム):ボディヒーター
・イオン:ピースフィット
・しまむら:ファイバーヒート
・ドン・キホーテ:ヒートインナー
・グンゼ:ホットマジック

機能性インナーといえばユニクロのヒートテックをまず思い浮かべる人も多いだろう

機能性インナーのバリエーション

コットンを使用する等、ラインナップを充実させているブランドもある。そこでまずは、それぞれバリエーションはどれくらいあるのかを比較する。なお、今回はメンズのトップスのインナーに絞るとともに、裏地に起毛が施されている商品は除外している。

・ユニクロ:1種(裏起毛モデルも存在)
・ZOZO:2種(ZOZOHEAT/ZOZOHEAT COTTON)
・イトーヨーカドー:1種
・イオン:2種(極ふわっと/肌側綿厚地、裏起毛モデルも存在)
・しまむら:2種(発熱インナー/綿100%インナー、裏起毛モデルも存在)
・ドン・キホーテ:1種(裏起毛モデルも存在)
・グンゼ:1種(柔らか温か、裏起毛モデルも存在)

「極ふわっと」などネーミングが特徴的なイオンのピースフィット

素材

機能自体は類似しているが、ブランドごとに使用している素材は異なり、また同じブランドであっても、商品によって異なるケースもある。2種出しているブランドでは一方にコットンを使っていることが特徴だ。特定の素材が肌に合わないという人もいると思われ、商品選びには素材も重要になってくる。

ユニクロ(クルーネックT/9分袖)
・ヒートテック:レーヨン 34%、ポリエステル 33%、アクリル 28%、ポリウレタン 5%

ZOZO(長袖クルーネック)
・ZOZOHEAT:アクリル 48%、レーヨン 44%、ウール 5%、ポリウレタン 3%
・ZOZOHEAT COTTON:コットン 95%、ポリウレタン 5%

イトーヨーカドー(9分袖丸首)
・ボディヒーター:ポリエステル 61%、レーヨン 34%、ポリウレタン 5%

イオン(クルーネック9分袖/長袖)
・極ふわっと:アクリル 50%、レーヨン 50%
・肌側綿厚地:ポリエステル 60%、コットン 40%

しまむら(長袖丸首)
・発熱インナー:アクリル 57%、レーヨン 38%、ポリウレタン 5%
・綿100%インナー:コットン 100%(袖口リブ部分は綿 98%、ポリウレタン 2%)

ドン・キホーテ(長袖)
・ヒートインナー:ポリエステル 80%、レーヨン 20%

グンゼ(9分袖丸首)
・柔らか温か:アクリル 35%、ナイロン 30%、レーヨン 30%、ポリウレタン 5%

イトーヨーカドーのボディヒーターは「今年さらにパワーアップ」「発汗時の通気性が10%もUP!」とアピール

価格

商品の価格も選ぶ際には重要なポイント。期間限定の特別価格で売られているケースもあるが、ここでは通常価格を紹介する。

ユニクロ
・ヒートテック:990円(9分袖、半袖)

ZOZO(長袖クルーネック)
・ZOZOHEAT:917円(長袖)
・ZOZOHEAT COTTON:1,195円(長袖)
※税込価格の表示のみのため、表示価格÷1.08の数値で小数点繰上げ

イトーヨーカドー
・ボディヒーター:1,290円(9分袖)、790円(半袖)

イオン
・極ふわっと:880円(半袖、9分袖、タートルネック長袖)
・肌側綿厚地:1,580円(長袖)

しまむら
・発熱インナー:908円(長袖、半袖)
・綿100%インナー:2枚組 1,112円(556円/枚、長袖)、2枚組 908円(454円/枚、半袖)
※税込価格の表示のみのため、表示価格÷1.08の数値で小数点繰上げ

ドン・キホーテ
・ヒートインナー:3枚組 1,390円(約463円/枚、長袖)
※ドン・キホーテ 新宿東口店 12月11日の価格

グンゼ
・柔らか温か:1,500円(半袖)、1,800円(9分袖)

しまむら(左)とドン・キホーテ(右)は店舗での販売

キャッチコピー

似たような商品が並んでいる場合、心を動かすキャッチコピーを掲げている商品に手が伸びることも多々ある。そこでそれぞれのブランドのトップに出ているキャッチコピーを比べてみた。イメージで訴えかけているブランドから、具体的な内容を入れ込んでいるブランドまで、並べてみるとそれぞれのカラーも見えてくる。

・ユニクロ:そのインナーは、あなたの身体で熱を生む。
・ZOZO:サイズがジャストであたたかい あなたサイズの吸湿発熱インナー
・イトーヨーカドー:暖かいのにムレにくく、薄くて快適!
・イオン:本格的な寒さに備えて。より、あたたかく
・しまむら:着ぶくれせずにしっかり暖かい。しまむら×レナウン共同開発インナー!
・ドン・キホーテ:発熱機能と快適性!
・グンゼ:寒い季節も動こう。楽しもう。

グンゼは裏起毛モデルを比較対象とした生地の厚さや適したシーンも紹介

今回の比較はここまで。ZOZOが発売開始したことで改めて話題となっている機能性インナー。探してみると、先駆者であるユニクロだけではなく、スーパーを展開するイトーヨーカドーやイオン、ディスカウントストアのドン・キホーテ、インナーウエア事業では歴史あるグンゼ、そして最後発のZOZOと、選択肢が多数あることがわかる。

しかも商品としては類似しているにも関わらず、素材や価格の面で、まったく同じという商品は一切見受けられないこともおもしろい。