いつモノコト
単純だけど「これでいい」。マットレスに“挿す”ベッドサイドテーブル
2021年7月24日 09:20
個人的にここ数年来悩んでいたのが、就寝時のスマホ置き場です。
ベッドのスペース自体は問題ないのですが、スマホで時間を確認する際や朝のタイマーを止めるときに手を伸ばして、スマホをベッド下に落とすということがよくありました。寝起きでスマホを拾うのも大変ですが、なによりスマホをいつか壊すんじゃないかという不安もありました。
ずっと、ベッドサイドテーブルを購入しようと考えてはいました。が、丁度いい高さやサイズの製品の在庫が見当たらず、「急ぐものでもないし……」と、3年以上が無為に過ぎていきました。
しかし、急にベッドサイドテーブルが必要になりました。理由は、4月に発売されたスマートディスプレイの「Google Nest Hub」を寝室に置きたいから。Google Nest Hubでは、寝ている人の動きや呼吸を非接触で察知し、その人が「どのように眠っているか」分析してくれる「睡眠モニター」を搭載しており、これを試してみたかったのです。
何も身に付けず、寝るだけで睡眠状態を確認できるということで、Nest Hubの発表直後に導入を決めましたが、そこで困ったのが設置場所です。Nest Hubは、マットレスの上面と同じぐらいの高さで、頭や胸の近く(足元などはNG)、できればマットレスから30-60cm離すという設置条件になっており、ベッドサイドテーブルは必須です。
とりあえずデザインのこだわりは捨て、とにかく「すぐに買って設置できる」ものを最優先で探して見つけたのがエレコムの「ベッドサイドスタンド TB-DSCHBEDWH」です。マットレスとベッドの間に挟みこむだけでテーブルになるというもので、構造も2本のフレームと天板だけのシンプルなものです。厳密には「マットレスから30cm離す」というNest Hubの条件には合致しないのですが、なにより設置がとても楽そうなところに引かれました(Nest Hubの睡眠モニターデータも取得できています)。
テーブル部のサイズは302×191×30mm(幅×奥行き×高さ)。奥行き的にも設置できることが確認できたのでの、すぐに設置できると考え購入しました。価格は1,847円です。
設置も本当に簡単で、スリット2本をテーブル部に差し込み、あとはマットレスに挟むだけ。5分もかからずテーブルスタンドの完成です。
テーブルには、スリットが空いていて、充電用ケーブルなども通せるようになっています。また、スマホ/タブレットスタンドとしても利用可能ですが、筆者の場合は、Nest Hubを設置し、スマホ置き場として使っています。
機能としては「単なるテーブル」なのでこれ以上言うことはないのですが、枕元に置きたいものをまとめられ、Google Nest Hubで日々の睡眠状態をしっかりモニターできており、満足度は高いです。手軽にベッドサイドテーブルを置きたい人や、細かい設置条件を考えるのがめんどくさくなった人のための、「こういうのでいいんだよ」的な製品です。