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KDDI、Google CloudとAI戦略提携 堺データセンターにGemini

堺の大規模データセンターなどにGeminiを導入(9日のKDDI松田社長就任会見から)

KDDIは9日、グーグル・クラウド・ジャパンと、AI分野における将来の可能性を共同で探求・開発することで合意し、覚書を締結した。両社の強みと専門知識を結集し、GoogleのAIモデル「Gemini」を中心にAI分野における変革を推進する。

9日から米国で開催している「Google Cloud Next 2025」で示した、AIを従来のクラウドの枠を超えて広げていくというGoogle Cloudの戦略に基づき、この提携では、最先端のAI機能を日本の企業や消費者がより使いやすくすることを目指す。

重点的な取り組みとして、2025年度中にGeminiをKDDIの大阪堺データセンターなどの国内インフラに組み込む予定。これにより、日本の顧客が求める特定の性能、データの保管場所、法規制への対応といったニーズに応え、価値を提供するとしている。