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「ららテラス川口」 5月31日オープン JR川口駅前そごう跡地

三井不動産は、埼玉県川口市でニューアル工事中の「三井ショッピングパーク ららテラス川口」を5月31日にグランドオープンする

かつて駅前の象徴的な存在であり、2021年2月に閉店したそごう川口店の建物を継承し、内装や一部外装のリニューアルを行なったライフスタイル型商業施設。施設には、埼玉県初出店8店舗を含む、全94店舗が入居。アパレルから生活雑貨、家電、アミューズなど、日常使いから特別なお買い物まで対応する物販・サービス店舗が出店する。フードコートや食物販店、面影は残しつつ、カフェも併設したビーチが広がるLAテイストの「WILDBEACH KAWAGUCHI」など、飲食機能も充実する。

「在るもので、新しく」~川口のレガシーを継承した、新たな街のランドマーク~というコンセプトのもと、「残す」「蘇らせる」「創る」ことで、JR川口駅前に新たな街のランドマークを生み出すべく、建物の内外装をデザイン。

約30年間にわたり親しまれてきた大理石や大時計など、「価値あるもの」は、その魅力を損なわないよう残しながらデザインされている。建物エントランス内のテッポウユリの手摺や館内サインなど、細かな装飾にも再塗装や補修を施している。

傷んでいた大理石の壁はベンチとしてリメイクし、メインエントランス横の大時計のからくりは、形を変えて再び稼働させる。その他、既存のデザインタイルを細断して共用部の柱に埋め込むなど、館内装飾の随所に過去の面影を取り入れた。

既存の大理石をリメイクしたベンチ
からくり時計と3F川口駅方面エントランス外観

地域の産業(鋳物・安行の植木)をモチーフにした新たなデザインも採用。川口鋳物工業協同組合の協力のもと、鋳物のデザイン性を実感できるサインを製作し、各階のエレベーターホールに設置している。メインエントランス内では、「安行の植木」に着想を得たグリーンウォールを設置する。

鋳物で製作した階数表記サイン
3F川口駅方面エントランス内観

JR川口駅東口から臨む建物の西面外壁には、埼玉県内最大となる9.6×16.8m(約762型)の大型LEDビジョンを設置。JR川口駅周辺のペストリアンデッキからの視認性にすぐれ、地域の新たな情報発信拠点としている。

JR川口駅東口から臨む大型LEDビジョンのイメージ

従業員スペースも刷新され、ゆったりとしたテーブル席や充電用コンセント、フリーWi-Fiなどを提供する。

所在地は、埼玉県川口市栄町3丁目5番1号で、JR京浜東北線川口駅のペデストリアンデッキ直通。敷地面積は約8,900m2、延床面積は約68,800m2。鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造、地上11階、地下2階建。