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アドビ、商用利用可能な生成AI動画モデル「Firefly Video」

アドビは、商用利用可能な生成AI動画モデル「Adobe Firefly Video Model」のパブリックベータ版を公開した。Adobe Firefly web版の「動画生成(ベータ版)」とAdobe Premiere Pro の「生成拡張(ベータ版)」で利用できる。

Adobe Firefly web版の新機能として搭載される「動画生成(ベータ版)」機能は、テキストプロンプトや画像から動画クリップの生成が可能。1080pの動画を生成可能で、タイムラインのギャップを埋めるBロール(イメージカット)の生成や、ショットに雰囲気を演出する要素を追加できる。

「シーンから画像生成(ベータ版)」では、3Dスケッチツールで製作したアートワークを高解像度画像に変換したり、テキストから生成した画像を、動画生成の最初の画面に表示できる。アングルやモーション、ズームなどのカメラコントロールも可能。また、モバイル版でもデスクトップ版と同レベルの操作と機能を実現した。

登場人物の発言を、本人の声質のまま多言語に翻訳する「音声を翻訳」と「動画を翻訳」機能も搭載。翻訳しても声質やトーン、リズム、音響が維持されるため、クリエイターは吹き替えや音声ミキシングに費やす時間を削減できる。翻訳可能な言語は20カ国以上。

料金プランは、新たに2つのプランを用意。「Adobe Firefly Standard」プランは月額9.99ドルから。月2,000動画/音声クレジットで、最大20の1080p動画(5秒)を生成できる。「Adobe Firefly Pro」プランは月額29.99ドルから。月7,000動画/音声クレジットで、最大70の1080p動画(5秒)を生成できる。プロフェッショナル向けの「Adobe Firefly Premium」も近日提供予定。