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ChatGPTの検索機能が全ユーザーに開放 アカウント不要

OpenAIは、「ChatGPT」の検索機能「ChatGPT search」を全ユーザー向けに開放。アカウント登録不要で利用できる。また、メモリ上限の引き上げや、「OpenAI o3-mini」の推論や「Canvas」の共有機能なども強化・改善されている。

ChatGPT searchはAIモデルとWeb検索を組み合わせ、モデルが学習していない最新のデータを含めた情報や対話による知見を得られるサービス。リリース当初は有料ユーザーのみに開放されていたものが、昨年10月にアカウントを保有している無料ユーザーに開放。6日からアカウント不要で全ユーザーが利用可能にすると発表した。筆者の環境では執筆時点(7日 12時)では利用できなかったが、順次開放されていくとみられる。

また、有料プラン「Plus」「Pro」「Team」のユーザー向けに、メモリの上限を25%増加。メモリはChatGPTが重要と推測されるチャット内容を記録する機能。チャットを新規作成してもメモリに蓄積された情報を必要に応じて、引き出して回答を行なう。

さらに、1月31日(米国時間)にリリ-スされた「OpenAI o3-mini」においては、無料・有料ユーザー向けに「思考の連鎖(chain of thought)」の改善が行なわれた。有料ユーザー向けの「o3-mini-high」でも同様の改良が適用され、より高度な推論が可能になる。

加えて、「Canvas」の共有が可能になった。Canvasは、回答やコードを表示しながら修正や改善ができる機能で、文章作成やコーディング支援に活用できる。作成したキャンバスを他者と共有でき、閲覧、操作、個別編集が可能となる。共同編集には非対応。