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グーグル、Gemini 2.0を全ユーザーに開放 2.0 Proの試験版も開始
2025年2月6日 10:29
Googleは6日、最新AIモデルの「Gemini 2.0」を全ユーザーに提供開始した。
1月に低レイテンシーかつ性能を強化した主要モデル「Gemini 2.0 Flash」の試験運用版を公開し、同様に「Google AI Studio」で「2.0 Flash Thinking Experimental」を更新。Flashのスピードとより推論する能力を組み合わせることで性能を向上していた。また先週には、デスクトップとモバイルの「Gemini」アプリですべてのユーザーが2.0 Flashを利用できるようにした。
5日からは、Google AI StudioとVertex AIのGemini APIを通じ、更新された「Gemini 2.0 Flash」を提供開始。開発者は2.0 Flashを活用して、本番環境でのアプリケーションを構築できるようになる。
また、コーディング性能と複雑なプロンプトに適した「Gemini 2.0 Pro」の試験運用版も公開。Google AI StudioとVertex AIのほか、Gemini Advanced(月額2,900円)ユーザー向けのGeminiアプリでも利用できる。
Gemini 2.0 Proは、優れたコーディング性能と複雑なプロンプトの処理能力を備え、200万トークンというGoogleの中で過去最大のコンテキスト ウィンドウを持つことで、膨大な量の情報を包括的に分析し、理解可能。Google 検索やコード実行などのツールを呼び出す機能も備えている
また、最もコスト効率の高い新モデル、「Gemini 2.0 Flash-Lite」をGoogle AI Studio とVertex AIの一般ユーザー向けプレビューで公開する。「2.0 Flash Thinking Experimental」は、デスクトップとモバイル版のGeminiアプリのモデルドロップダウンから選択可能。
すべてのモデルは、テキスト出力によるマルチモーダル入力に対応し、今後数カ月をかけ、画像や音声などより多くのモダリティでも提供予定。価格などの詳細については、Google for Developersブログで案内している。