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富士通、電子ペーパー「クアデルノ」にカラーモデル

電子ペーパー端末「QUADERNO」のカラーモデル「QUADERNO A4 (Gen.3C)」「QUADERNO A5 (Gen.3C)」

富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、電子ペーパー端末「QUADERNO」(クアデルノ)のカラーモデル「QUADERNO A4 (Gen.3C)」「QUADERNO A5 (Gen.3C)」を11月22日に発売する。価格はA4モデルが79,800円、A5モデルが59,800円。

クアデルノは、本物の紙とペンのような「書きやすさ」と「読みやすさ」を実現するという軽量・薄型の電子ペーパー端末。表示できるファイル形式はPDF。PCやスマートフォンとアプリなどで連携した利用も可能。PDF資料の閲覧や手書きメモ、PDFへの書き込みなどが行なえる。

カラーモデルは、従来モデルの薄さや軽さ、ワコムのデジタルペン技術による書き心地はそのままに、E Inkのカラーディスプレイによるカラー表示で、視覚的な整理や学習効果の向上、ビジネスや音楽シーンにおける利便性が大幅に向上すると謳う。

ペンツールで利用できるカラーパレットは8色をラインナップ。学習や暗記モード、PDFのビジネス資料の色分けなど、効果的・効率的な利用が可能になる。

楽譜を表示した際には、赤入れなど視覚的な整理が行ないやすくなる。BLE(Bluetooth Low Energy)機能に対応、利用できるBluetoothフットペダルの機種が大幅に増加し、音楽関係での使い勝手も高めた。

このほか「お気に入り登録」機能が追加され、使用頻度の高いノートをお気に入りに登録してすぐにアクセスできるようになっている。

富士通クライアントコンピューティングは、ペーパーレス化やデジタルなデータ化が進む中、手書きができる電子ペーパーは想像力・思考力を高める次世代のツールと位置付けている。

新型はA5モデルで約261g、A4モデルで約368gと軽量に仕上げた。厚さはどちらも約6mm。USB Power Delivery充電器接続時では約2.5時間のフル充電で、最長約2週間の使用が可能。

ディスプレイは4,096色表示が可能なカラー電子ペーパー。A4モデルは13.3型、1,650×2,200ピクセルで、密度は16階調のモノクロ時で207dpi、4,096色のカラー時で103dpi。A5モデルは10.3型、1,404×1,872ピクセルで、密度は16階調のモノクロ時で227dpi、4,096色のカラー時で113dpi。

内蔵ストレージは32GB(使用可能領域は約22GB)。外部接続端子はUSB Type-C。Wi-Fiに対応、通信方式はIEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)。Bluetooth 5.1、FeliCaもサポートする。スタイラスペンが付属する。

本体サイズはA4モデルが約222.8×301.1×5.7mm、重量は約368g。A5モデルが約173.2×242.5×5.9mm、重量は約261g。