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ChatGPTの"アバター"で渋谷の観光案内 ソフトバンクと東急不動産

東急不動産とソフトバンクは、自然言語処理モデル「GPT」をベースに「広域渋谷圏」に特化した生成AI(地域特化型生成AI)基盤を構築。データ連携基盤(都市OS)と組み合わせ、アバターを使ったイベント情報や店舗情報などの情報発信をすることで、来街者の行動変容を促す共同実証を11月11日から開始する。

広域渋谷圏は、渋谷や原宿、表参道など、国内外から多くの人々が訪れるエリアだが、来街者達は渋谷スクランブル交差点や忠犬ハチ公像など、観光名所に関する認知度や満足度が高い一方で、飲食やショッピングに関する認知度・満足度は相対的に低いという傾向にあるという。

共同実証では、東急不動産が主幹する観光案内所に、地域特化型生成AIを搭載したアプリケーションが操作できるタッチ式サイネージを設置。街のリアルタイム情報や事前に学習した広域渋谷圏の情報を基に、来街者に対して訪問先の提案を行なうことで、広域渋谷圏の魅力向上と満足度向上を目指す。

実施期間は、11月11日~12月23日。タッチ式サイネージは東急不動産の観光案内所「shibuya-san(シブヤサン)」(渋谷フクラス1階)に設置される。

来街者がサイネージに表示される「渋谷で働く女性」や「渋谷に長年住む地元のおじいさん」など、生成AIにより生成されたさまざまな人格・個性を持ったアバターを選択すると、独自の口調や表現で街の情報を案内してくれる。提供される情報は、街のリアルタイム情報や事前に学習した観光案内所スタッフのおすすめスポット、近隣住民や学生に人気の飲食店など。

アバターは来街者それぞれの興味や目的などからさまざまな提案をするため、来街者がまるで街に詳しい人物と会話をしているかのようなやりとりを行なえる。これにより、来街者の行動がどのように変化するのかを検証していく。対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語。