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GoogleマップがGeminiと連携 ナビ強化やおすすめ提案

Googleは、Google マップにおいてGeminiとの連携を開始した。ナビ機能がメジャーアップデートされたほか、Google マップから質問をすることで、Geminiがお勧めのアクティビティなどを提案する。

ナビ機能については、ドライブのルート沿いにあるスポットを簡単に探索可能になった。ルート案内を開始して「add stops(立ち寄り先を追加)」するだけで、人気のランドマークやアトラクション、景勝地、レストランなどが表示される。

慣れない道路で、複数の車線や分岐、出口がある場所での支援機能も実装。こうした状況を予測できるよう、車線や横断歩道、道路標識を地図上に明示するようになった。また、別の道路へ合流するルートの場合は、どの車線に居るべきかを正確に表示する。

ドライバー同士が情報共有する機能も搭載。冠水した道路や、除雪されていない道路、視界の悪い道路などを報告して共有できる。

到着時の案内も強化され、目的地の建物や入口が明るく表示されるほか、近くの駐車場も表示。駐車場の予約をしておくことを勧める通知も表示される。駐車場からは、出口までの徒歩ルートも表示する

ルート探索の機能は、AndroidとiOS向けに今週から全世界で展開。ナビゲーションの強化機能は、11月からAndroidとiOS向けに30以上の大都市圏で展開。今後も対応都市を追加する予定。

Immersive Viewについてもアップデートを実施。Immersive Viewは、AIなどを駆使して、スタジアム、公園、ルートの風景が実際にどのように見えるかを体験できる機能。今週から、ブリュッセル、京都、フランクフルトなどの場所を含む世界150都市が追加された。また、大学のキャンパスなど、新カテゴリについても継続的に追加している。

Google マップで質問するとGeminiが答える

Google マップで質問をすると、Geminiがキュレーションしてくれる機能を搭載。たとえば、友達が遊びに来ている際に、何かアクティビティを計画するため「夜に友達と過ごすには」と訪ねることで、スピークイージー(レトロなバー)やライブミュージックを楽しめる場所など、Geminiがアイデアを提供する。気に入った場所があれば、さらに屋外席があるかや、雰囲気なども質問できる。

2億5,000万カ所に関するデータとマップコミュニティからの洞察に基づき、Geminiの作成、推論、要約機能により実現した機能。今週から米国でAndroidとiOSに提供され、数カ月以内に、AIを活用したレビュー要約や、場所に関する詳細な質問をするオプションなどを提供。Google 検索でも同様の体験が得られるようになる予定。