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イトーキ、“異形”天板のビッグテーブル「Centra」

イトーキは、座る位置で視線の向きや距離が変化する「異形」の天板のモデルを代表機種とするビッグテーブル「Centra(セントラ)」を12月に発売する。代表機種の価格はデザインにより1,420,650円、1,941,610円など。

セントラは、ハイブリッドワーク定着後のオフィスにおける課題解決に向けて開発したシリーズ。オフィスづくりの主な課題として「コミュニケーション強化」「出社率変化への対応」「人材確保、企業価値向上」などが挙がるなか、オフィスの大部分を占めるコワークエリア(執務席や他活動との兼用の席など)の在り方を改めて捉え直したという。

必要と考えたのは、ワークとコミュニケーションをシームレスにつなげる「機能性」、柔軟に使える「機動性」、気持ちを高める「デザイン性」。ワークテーブルの利用シーンでは、執務しながら相談するという個人ワークとコミュニケーションの行き来が多いことや、個々に席を選択したりチームで集まったりする状況があることから、個人ワークとコミュニケーションを自然につなげ、人が集まり思い思いに過ごせるオフィスの中心地となるビッグテーブルの開発に至った。

働き方に合わせて選べる多様な天板形状をラインアップ

セントラの代表機種である「異形」の天板は、座る位置で視線の向きや距離が変化。個人席として使用するケースでは、端の席は距離が近くて話しやすく、中央席は距離がとれるといった、好みの場所を選択できる。

チーム席としては視線が中央に集まりやすいことが利点となる。また、視線が周囲にも広がるため、通りがかりの会話も生まれやすくなるとしている。

視線が適度に中央に集まりつつ、周囲にも広がる「異形」の天板

「両アール形」の天板のモデルは、向いの席とのゆったりした距離感が特徴で、ゆるやかに周囲とのつながりを感じながらの執務ができるとしている。

周囲の雰囲気を感じながらの執務に適した奥行

「円形・正方形」の天板のモデルは、多用途に対応できるゆとりのある広さに設計。個人席としてもミーティング席としても使用できる。

自由な着座位置で柔軟な使い方ができるよう、中央横方向に脚を配置し、そこから奥行方向に脚を伸ばすという新しいテーブル構造を採用。様々な天板形状を共通構造で実現するとともに、脚抜けよく自由な位置に着座できる。

自由な位置に着座できる下肢空間

テーブルの端の部分でも椅子に座って執務や相談がしやすい構造で、一時的な人数変化への対応、相談場所としての活用など、柔軟に様々な状況や用途に対応する。

端の部分にはハイテーブルを連結可能。立ち話の場所を作ることもできる。

ハイテーブルを連結可能

デザインは、落ち着きと温かさを感じさせるよう、柔らかさとボリューム感を備えた意匠、佇まいを目指した。また、空間に調和するよう多様な天板素材を取り入れている。デザインおよびカラーは、ワントーン4色、バイオマス塩ビ4色、突板2色、木目メラミン3色、クオーツストーン3色、石目調メラミン1色。

価格例は、異形テーブルの4,800×1,600×720mm(幅×奥行×高さ)、コンセントなしのワントーンが1,941,610円、木目メラミンが1,420,650円。

ワントーンのライトタスクチェア「Levi(レヴィ)ワントーンタイプ」も同時発売。コワークエリアにおいて、機能性だけでなく落ち着いた空間に馴染むチェアが求められていることから、本体色を柔らかく温かみのあるワントーンで仕上げた新規色を追加する。

カラーバリエーションはオフブラックW、ソフトトープ、ソフトテラコッタ、グレイッシュブルーの4色。サイズは640×590×870mm(幅×奥行×高さ)。価格はアルミ塗装肘付が142,560円~、肘なしが136,950円~。