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富士急、ロゴを刷新 旧ロゴは富士急ハイランドで踏襲

富士急行を主体とする富士急グループは、グループロゴを刷新する。シンボルマークには、富士山とその麓に広がる富士五湖、揺らぐ湖面に富士山が映る姿をシンボライズしたものを採用する。2004年から使用している旧グループロゴは、富士急ハイランドのロゴとして踏襲する。

富士急グループは1926(大正15)年9月18日創業で、2026年に100周年を迎える。次の100年へ鮮やかなスタートを切るために、刷新したグループロゴを旗印として新たなステージを目指すとしている。

新しいシンボルマークのモチーフとしている「富士五湖」は、富士急行の創業者である堀内良平氏が名づけたもので、富士山麓周辺を魅力的な観光地としてプロデュースしてきた。こういった背景もあり、新しいことに積極的に取り組む姿勢の象徴として富士五湖を表現するとともに、富士急グループが様々な形で富士山の新たな魅力を世の中に映し出し、伝えていく姿勢を、湖面に映し出される富士山で表現している。

テーマカラーには「群青」を採用。群青は日本の伝統色で、「青が群れ集まる」という意味を持つ色名であることから、富士山の背景に広がる空、麓に広がる湖などの青を集め、象徴させた色として採用した。

グループロゴと合わせ、富士急グループのタグラインを「わくわくの最高峰へ」と定める。経営理念に掲げる「喜び・感動」を「わくわく」のフレーズで表現。「最高峰」は、いちばん高い山という意味で富士山を象徴する言葉となるが、いちばん優れた物などを指すときにも使われる言葉でもあることから、「最上の喜びや感動」を届けることを示している。

同時に、前向きに進んでいく姿をイメージさせる能動的な表現とし、富士急グループの開拓者精神、チャレンジスピリットもあわせて表現している。

キービジュアルには新しいロゴ、タグラインとともに、ロゴのモチーフとなった富士五湖の湖面のゆらぎを実写で表現。富士山、広がる空、湖面の明るく鮮やかなブルーと、太陽の光を映し出す水面のきらめきによるフレッシュな印象を狙いとしており、新しく生まれ変わろうとする富士急グループの姿を表現している。

ロゴのデザイン制作は日本デザインセンター。ロゴ使用開始日は9月18日。