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イケア渋谷刷新 大型店の特徴の順路・持ち帰り家具導入し27日オープン

イケア・ジャパンは、8月27日にリニューアルオープンするIKEA渋谷の店舗の特徴を公表した。全7フロアのうち、7階のスウェーデンレストランを除く6フロアを改装した。

井の頭通り側の店舗入り口には外向けの大型モニターを2カ所設置し、イケアの商品や季節に合わせた動画などを発信する。

各階のエスカレーター周辺には、フロアごとにレッド(1階)、ブルー(2階)、ライトグリーン(3階)、イエロー(4階)、オレンジ(5階)、ピンク(6階)、グリーン(7階)とアクセントとなる明るく鮮やかな色を採り入れている。また、イケアらしいカラフルな色合いと合わせ、渋谷のビル群をイメージした格子柄を店舗内の各所で採用している。

イケアらしい体験を提供するため、イケアストア(大型店舗)の特徴でもある順路通りに歩いて買い物をする店舗レイアウトを導入。矢印に沿って順路通りに進み、よりたくさんのイケア商品、暮らしのアイデアやソリューションに出会えるとしている。

また、イケアストアでの「商品倉庫」と同じコンセプトのエリア「持ち帰り家具」を日本の都心型店舗で初めて導入。まとめて家具をピックアップできる。

ホームファニッシングの売り場は、部屋別の提案をフロアごとに行なう形に変更。3階が「リビングルーム・ダイニングルーム」、4階が「キッチン」、5階が「オフィス」、6階が「ベッドルーム・バスルーム」となっている。

それぞれのエリアで主に使用する家具とインテリア・生活雑貨を一緒に展示・販売することで、トータルコーディネートを見られるようにすることが狙い。各階には新商品や季節ごとの商品などをまとめて展示するエリアもある。

1~6階にある29のビニェット(家の中の一角を展示)、3~6階にある8のルームセット(家の中のルームを展示)では、都心部での快適でサステナブルな家での暮らしを提案。都心部では家のスペースが限られていることを踏まえ、スペースの有効活用を提案する。また、一人暮らし向けの部屋、低価格で実現する部屋などのニーズを反映させた部屋も用意する。

1階にある7つのビニェットはフロアごとのカラーとリンクさせており、各フロアへのナビゲーションとしての役割も担う。

スウェーデンの食文化を体験できる店舗という特徴はリニューアル前から引き継ぎ、1階でスウェーデンビストロ、2階でスウェーデンフードマーケット、7階でスウェーデンレストランを展開する。

世界のイケアで初となる「IKEA Fanshop」(イケアファンショップ)を1階に設置。イケアのデモクラティックデザインを象徴するアイコニックな商品を同じ色で集めて展示するなど、今までとは異なる方法でイケアの魅力を紹介し、イケアファンだけではなく、イケアをまだ知らない人にも注目してもらえるようなエリアとなることを目指す。リニューアル時にはブルーをテーマにイケア商品を展示する。

そのほか、1階では最新版の体験型ショッピングツール「インテリアスタイルラボ」を設置。LEDを搭載したカーブ型のスクリーン上で、イケアのインテリアデザイナーが日本の家での暮らしのニーズをもとにつくった約50の部屋を楽しめる体験型コンテンツを提供する。

スクリーン上で表示される商品を、QRコードを通じてIKEAオンラインストアで購入可能。「インテリアスタイルラボ」はIKEA原宿、IKEA新宿、他の国の一部のイケア店舗で導入されているが、最新版を導入するのはIKEA渋谷が世界初となる。

また、イケア・ジャパンとしては初めて、ロケーションベース型ARを使用した、IKEA渋谷をイケアの宇宙人(AFTONSPARV/アフトンスパルヴ ぬいぐるみ)の「家」に見立てたコンセプトのAR動画を新たな体験型アクティビティとして制作。IKEA渋谷周辺であれば、スマートフォンの位置情報を使って、QRコードを読み込むことで立ち上げることができ、AR動画を見られる。

IKEA渋谷のオープンは2020年11月。住所は東京都渋谷区宇田川町24-1髙木ビルディング1~7階。面積は計約4,800m2