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不要の羽毛布団を防災寝袋へ仕立て直すサービス アウトドアのNANGA

ダウンを中心としたアウトドアウェアやギアを展開するNANGA(ナンガ)は、家庭で使わなくなった羽毛布団を防災寝袋へ仕立て直すサービスを、防災の日である9月1日に開始する。価格は38,500円。

ナンガは、1994年に滋賀県米原市で創業したダウンメーカー。前身は布団メーカーで、その技術とノウハウをダウン製品にも活かしている。ウェアのほかアクセサリーや、布団、寝袋なども展開しており、防災意識が高まりから「いざというときの備えに寝袋を購入したい」という相談も増えているという。

ナンガでは、'22年から羽毛布団を仕立て直すサービス「Re:ACT」を開始。'23年度には羽毛布団を寝袋やダウンジャケットへと仕立て直すという企画を成功させた。

今回、預かった羽毛布団の羽毛から防災寝袋へ仕立て直すサービスを、Re:ACTの新しいプロジェクトとして開催。仕立て直される寝袋の名称については、もしもに「備える」の意味を持たせた「SONAE BAG(そなえバッグ)」とした。

仕立て直された寝袋は、防災用品としてだけではなく、普段のちょっとした昼寝から車中泊、アウトドアシーンまで、様々なシーンで利用できる仕様に仕上がるとしている。

備えをコンセプトにしていることから、いつでもどこでも、すぐに使用できるよう、SONAE BAGとあわせて使用できるエアマットをセットにする。

SONAE BAGは、持ち運びしやすいようにできる限り軽量コンパクトにすることを目指して開発・製造。枕や湯たんぽを入れられる備え付けの袋や、ジッパーで連結できるカップリング機能が付いている。また、サイドジッパーをフルオープンにでき、薄手の掛け布団としての使用にも対応する。

SONAE BAGの生地は15デニール ナイロン(シレ撥水加工)、羽毛は350g。収納サイズは15×28cm(底直径×高さ)、寝袋サイズは190×81.5cm(全長×肩幅)で身長180cmまで対応。総重量は670g(±5%以内)。対応温度帯は預けた羽毛布団の羽毛の質により変動する。カラーはグレー。枕サイズは43×35cm。

付属するエアマットは、野外において地面からの冷気を遮断するとともに、安定しない凸凹した場所でも快適に眠れるようにするためのもの。インフレーションドライサック(ポンプ代わりの収納バッグ)付きで、インフレーションドライサックをマットレスバルブに固定して空気を押し込むだけで膨らむ。

エアマットの生地は30デニール リップストップ高強度ポリウレタン、総重量は600g(ドライサックを含む)。収納サイズは13×28cm(底直径×高さ)、マットレスサイズは183×52×7.5cm(縦×横×高さ)。

展開店舗はNANGA ONLINE SHOP、NANGA FUTON SHOP MEGURO。9月1日から受付を開始し、12月下旬頃から順次発送予定。