ニュース

ホテルのチェックインを「セブン銀行ATM」で実現 ホテル業界初

セブン銀行は、第4世代ATM(新型ATM)の「ATM窓口」機能を活用し、ホテルのチェックインが可能になるサービスを、スマートホテルソリューションズが運営するホテル「bnb+」に導入する。提供開始は12月からを予定する。

セブン銀行の新型ATMには、非金融を含むさまざまな事業者が手続きや認証に使えるサービス「+Connect」(プラスコネクト)が搭載されている。その中のひとつ「ATM窓口」は、本人確認を伴う各種の手続きを受け付けられるサービス。従来であれば対面で行なう必要があった手続きを、ユーザー最寄りのセブン銀行の新型ATMで、原則24時間365日の体制で受け付けることが可能になる。

ホテル「bnb+」は12月から「ATM窓口」を使うチェックイン方式を導入。ホテルの顧客は、コンビニや商業施設、駅などにあるセブン銀行の新型ATMにて事前にチェックインが可能。チェックインにかかっていたホテルでの待ち時間を削減できる。

ATMでのチェックイン操作は、Webサイトで「bnb+」を予約すると発行されるQRコードを、最寄りのセブン銀行の新型ATMでかざすという形。その後、容貌撮影と本人確認書類の照合を実施し、本人確認が終了すると、チェックインが完了する。宿泊当日は顔認証のみで宿泊ホテルに入館できる。

スマートホテルソリューションズは、「ATM窓口」を活用することで、法令が定める宿泊者情報を迅速・安全に取得可能。チェックイン業務の省人化や業務効率化にも寄与する。

セブン銀行では、将来的にセブン銀行ATMでの訪日外国人によるチェックインや、宿泊代金の事前決済の受付など、サービス拡大に向けた検討も行なっていく。