ニュース

ヒルトン「コンラッド横浜」27年開業 みなとみらいを一望

住友不動産と大和地所は、神奈川県横浜市中区で2026年11月竣工予定の「(仮称)北仲通北地区A1・2地区プロジェクト」について、施設内のホテルと住宅の概要を発表した。

ホテルは、米国ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」による「コンラッド横浜」、住宅は、住友不動産の最上級賃貸レジデンス「ラ・トゥール」が横浜に初進出する。大和地所とヒルトンは、「コンラッド横浜」の運営受託契約も締結している。いずれも開業は2027年を予定。

建物は、地上40階、地下2階。地上1階から16階が「コンラッド横浜」、地上18階から40階が「(仮称)ラ・トゥール横浜」で構成される。1階は住宅・ホテル車寄せとし、海側には憩いの場となる広場を整備。2階に横浜市役所から続くペデストリアンデッキを整備することで、桜木町駅(JR京浜東北線など)と馬車道駅(みなとみらい線)への回遊性を向上する。ホテルと住宅のロビーはそれぞれ2階と18階で、いずれも2層吹き抜けのゆとりある大空間とする。

コンラッド横浜は、約48m2のスタンダードルームを中心とした全272室の客室のほか、料飲施設4店舗、ジム、スパ、屋内プール、エグゼクティブラウンジやウェディングチャペル、宴会や会議の需要にも対応できる約360m2のボールルームやミーティングスペースを整備する。

ラ・トゥール横浜は、総戸数224戸、平均専有面積100m2超、最大280m2、全部屋バルコニーレスで眺望を阻害しにくい、天井近くから足元近くまでのダイレクトスカイビューの住戸とする。

また、18階のみなとみらいを一望するスカイロビーは、2層吹き抜けのゆとりある大空間とし、パーティールームやフィットネスなどの共用施設を整備。24時間バイリンガル対応のコンシェルジュサービス、ヴァレーサービスによりラグジュアリーホテル並みのサービスを提供する。これによりグローバル企業のエグゼクティブ層、地元の富裕層などを中心に、セカンドハウス需要も取り込むという。

計画地から北側の眺望(2018年4月時点)

所在地は神奈川県横浜市中区北仲通6丁目103番地他。敷地面積は9,302.31m2、延床面積は97,081.86m2