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セブンイレブンで刺身や精肉販売。新コンセプト店「SIPストア」

セブン&アイ・ホールディングスは、新コンセプト店舗「SIPストア」としてセブン‐イレブン松戸常盤平駅前店を、2月29日にオープンする。

セブン‐イレブン・ジャパンとイトーヨーカ堂は'22年8月に「SEJ・IY・パートナーシップ(通称SIP)」を立ち上げ、商品やサービスにおける相互供給、アプリを通じた相互送客などの販売促進、店舗オペレーションといったテーマにおいてシナジーの最大化を進めてきた。

SIPストアは、セブン&アイグループの強みを集結したテスト店舗という位置付け。急速な環境変化の中で大きく変化する消費行動や生活に対する価値観、幅広いニーズに対応するため、商品等にグループの知見を活かし、通常とは異なる売場や品揃えを検証する。

松戸常盤平駅前店は今後の新たなセブン‐イレブンの姿を検討するため、通常店舗よりも売場面積を広げ、品揃えの拡大を図っている。2月27日から稼働しているセブン&アイグループ初の共通セントラルキッチン「Peace Deli 流山キッチン」で製造された鮮魚や精肉を取り扱うなど、イトーヨーカ堂が持つ生鮮食品の品揃えや展開方法、商品の管理方法等のスキルやノウハウを活かした取り組みを行なう。

鮮魚については2点盛を中心とした刺身盛合わせや時短・簡単調理の漬魚なども取り扱う。精肉は精肉販売用のチルドケースを導入し、使いきりサイズの量目で販売する。

鮮魚
精肉

そのほか、チルド商品の売場拡大、冷凍食品の品揃え強化、アカチャンホンポとの連携によるベビー用品展開、ロフトとの連携による日常使いの雑貨提案に取り組む。

ベビー用品は約200アイテムを揃える
雑貨はメイク用品・入浴剤やフェイスケア、ヘアケア用品など約90種類を揃える

店舗の売場面積は約290m2(約88坪)、取り扱いアイテム数は約5,300アイテム。所在地は千葉県松戸市常盤平1-20-1。

店内レイアウトのイメージ

今後、異なる商圏特徴を持った場所でのテスト店舗展開も検討する。