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北千住駅が一位 東京メトロ乗降10万人以上で家賃安い駅
2023年12月5日 13:07
LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」は、東京メトロが発表した'22年度の「駅別乗降人員」10万人以上の駅の中での、家賃相場が安い駅ランキングを発表した。
'22年度の東京メトロ駅別乗降人員において、乗車人員数が10万人を超える大規模駅は22駅。最も乗降人員が多い駅は「池袋駅」で、46.1万人。20万人台は大手町駅と北千住駅の2駅。次いで、銀座駅、新宿駅、新橋駅、上野駅、渋谷駅が続く。また、タワーマンションが建ち並ぶ豊洲駅やオフィスエリアの飯田橋駅、霞が関駅も10万人を超えた。それぞれの駅は、東京メトロで複数路線が乗り入れたり、JR線や私鉄など他社路線への乗り換えが可能だったりする利便性が高い駅。
22駅で最も家賃相場が安い駅は「北千住駅」(家賃相場8.1万円)。千代田線をはじめ日比谷線、東武伊勢崎線、JR常磐線、つくばエクスプレスが利用可能な足立区内でも最も大きなターミナル駅で、街の中で生活を完結させたい人に人気だという。
2位は「西日暮里駅」(同9.1万円)。千代田線やJR山手線、京浜東北・根岸線、日暮里・舎人ライナーが利用可能で都心部にアクセスしやすいのと同時に、終電が遅くまである。静かな暮らしを重視する人におすすめだという。
3位は「池袋駅」(9.7万円)。丸ノ内線、有楽町線、副都心線の3線が乗り入れ、JR線や西武池袋線、東武東上線など9路線が利用可能。バスなど交通利便性も高く、駅周辺には老舗百貨店や家電量販店がありショッピングが好きな人、買い物を1カ所で済ませたい人や、大小の劇場があるため文化体験に関心のある人に向いている駅だという。
1日の乗車人員が5万人以上10万人未満の45駅の中では、家賃相場が安い駅の1位は「葛西駅」(同7.05万円)、2位「西葛西駅」「浦安駅」(同7.2万円)と東西線が上位を占め、TOP10のうち半数の5駅が東西線という結果となった。4位以降は「町屋駅」(同8.2万円)、「荻窪駅」(同8.3万円)、「王子駅」(同8.8万円)と続く。
なお、乗降人員5万人以上の駅における家賃相場が高い順のランキングは1位が「明治神宮前駅」(同16万円)、次いで2位「永田町駅」(同15.9万円)、3位「国会議事堂前駅/溜池山王駅」(同15.8万円)となった。