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「JAPAN MOBILITY SHOW」今週開幕 登場予定の「次世代モビリティ」
2023年10月20日 15:28
10月28日から東京ビッグサイトで一般公開が始まる「JAPAN MOBILITY SHOW 2023(ジャパンモビリティショー)。従来2年に1度開催されていた東京モーターショーから生まれ変わったイベントで、自動車以外の次世代モビリティも多く展示される。
各社のEVコンセプトモデルや、法改正により今年からあらたに登場した特定小型原付など、その種類は多岐にわたる。その一部をまとめた。
会期は10月26日からだが、26日はオフィシャルデー、27日はプレビューデーとなり、一般公開は28日から。チケットは、一般の当日券が3,000円、前売券が2,700円等。高校生以下は無料。チケット販売はオンラインおよびコンビニでの販売のみで、会場では販売しないので注意しよう。
会期:2023年10月26日~11月5日
プレスデー:10月25日、26日
オフィシャルデー:10月26日(招待者のみ)
プレビューデー:10月27日(2万枚限定)
一般公開日:10月28日~11月5日
入場料:3,000円(高校生以下無料)
会場:東京ビックサイト
トヨタ
センチュリーの新モデルや新型クラウンシリーズ、「あなたの唯一無二の愛車」として進化していく未来のクルマや、超拡張性能を備えた「KAYOIBAKO」などを展示。
SUVコンセプト「FT-3e」とスポーツタイプコンセプト「FT-Se」
SUVタイプのコンセプトモデル「FT-3e」とスポーツタイプのコンセプトモデル「FT-Se」の2台を展示。電動化や知能化で変わるクルマの未来と、クルマがもたらす新たな体験価値を提案する。
KAYOIBAKO(カヨイバコ)
多様な社会課題や個人ニーズに応える「超拡張型」のモビリティで、拠点間を行き来しながら部品や製品を安全かつ効率的に運ぶ「通い箱」を考え方のコンセプトとした車両。目的に応じて役割を変えることができる「超拡張性能」を備え、ベース車両として様々なシーンでのニーズに応えするBEV。
IMV 0(アイエムブイ ゼロ)
オーナーとともに作り上げてはじめて完成するモビリティIMVの原点に立ち返ったピックアップタイプのコンセプトモデル。架装部をボルトとナットでデッキ部と締結可能。
レクサス
「Pushing the Boundaries of the Electrified Experience」をテーマに電動化で実現する未来のクルマとモビリティー体験を提案。2035年バッテリーEVブランドへの変革を目指すLEXUSの次世代バッテリーEVのコンセプトモデルラインアップを世界初出展する。
ホンダ
ブースのテーマは、ホンダの夢をかたちにしたモビリティを起点に、未来に向けて夢が多様性に満ちて広がっていくことを表現する「Honda DREAM LOOP」。同社が目指す「時間や空間といったさまざまな制約からの解放」や、「人の能力と可能性の拡張」を体現したモビリティや技術を展示する。
SUSTAINA-C Concept/Pocket Concept
限りある資源の制約から解放してくれる四輪・二輪電動モビリティのコンセプトモデル。回収した使用済みアクリル樹脂を再利用して作られ、資源の循環利用(リソースサーキュレーション)によって、限りある資源の制約から解放され、地球環境の保護と自由な移動の喜びを両立する。
SC e: Concept
バッテリーを簡単に交換することで充電待機時間という制約からも解放してくれる、二輪電動モビリティのコンセプトモデル。交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e」2個を動力源に採用する。
日産
EVコンセプトカーや先進技術を、フィジカルとデジタルがシームレスに融合したインタラクティブなブースで展示。複数のEVコンセプトカー等を展示する。
ニッサン ハイパーアーバン
環境や社会課題への意識が高く、今あるものを大切に使い続ける持続可能なライフスタイルを追求しながら、都市や郊外といった場所を問わずにアクティブに活動する人に向けたクロスオーバーEV。
ニッサン ハイパーアドベンチャー
自然を愛し、環境に配慮したライフスタイルを送りながら、アウトドアを思う存分楽しみたい人に向けた本格SUV。大容量バッテリーを搭載し、長期間の旅や遠方へのドライブを可能とし、目的地に到着した後にはアウトドアアクティビティを楽しむための電源にもなる。
ニッサン ハイパーツアラー
日本ならではのおもてなしの精神や上質さ、そして自動運転をはじめとする数々の先進技術を融合したプレミアムEVミニバン。完全自動運転により、走行中に運転席と助手席を向かい合わせた状態で乗車することも可能。
ニッサン ハイパーパンク
コンテンツクリエイターやインフルエンサー、アーティストを始めとするスタイルとイノベーションを重視する人が、自己表現と創造性を高めることができるコンパクトクロスオーバーEV。車内で過ごす時間をよりクリエイティブなものにするコネクティビティ技術により、クルマの中での制作活動やクリエイターとのコラボレーションを可能とし、バーチャルとリアルの世界や、クルマの中と外がシームレスにつながる。
スズキ
「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」をテーマとし、四輪車、二輪車のコンセプトモデルをはじめ、次世代モビリティ、船外機など多数の展示を行なう。
次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)」
公共交通機関が発達した地域でも、移動の際に段差などが移動の障壁となる人に向けた、車輪と4つの脚を活用した次世代モビリティ。平地は車輪でスムーズに、段差は脚でシームレスに移動できる。
電動パーソナル/マルチユースモビリティ「SUZU-RIDE/SUZU-CARGO」
新たな車両区分である「特定小型原動機付自転車」として、電動キックボードのような手軽さを持ちつつ、転倒しづらく、四輪で安定した走行が可能な、一人乗り電動モビリティ。「SUZU-RIDE」は、パーソナルユースとして毎日の生活、通勤・通学をもっと楽しくする移動を、「SUZU-CARGO」は、マルチユースとして大きな荷台を備え、遊びや仕事をもっと楽しくする移動を提供する。
電動新モビリティ「SUZUKI GO!」
ミドルシニア層に向けた、新しいモビリティ。「SUZUKI GO!」の「G」をモチーフにした個性的なデザインは、四隅の大径タイヤと台形シルエットにより安定感を感じさせるとともに、フレームを乗員の身体を囲う「ラップアラウンド・フレーム」形状とすることで、運転中の乗員の心理的な安心感にもつながるデザインとしている。ジョイスティックによる簡単な操作、障害物との接近時に自動減速する安全機能、シート下の大容量収納スペースなどを備える。
折り畳み電動モペッド「e-PO(イーポ)」
電動アシスト自転車のバッテリー、駆動ユニットを使用し、スズキとパナソニック サイクルテックが共同で開発した折り畳み可能な原付一種相当の電動モペッド。通常のアシスト自転車より強いアシスト力を持ち、自動車道でも安心して走行が可能。スロットル操作でスクーターのようにペダルを漕がずに走行もできる。
近距離モビリティ「e-choinori(イーチョイノリ)」
パナソニック サイクルテック製 電動アシスト自転車のバッテリー、駆動ユニットを使用した原付一種相当のEVスクーター。2003年に発売した50ccスクーター「チョイノリ」をベースとし、シンプルで軽量な車体とバッテリーにより、誰でも気軽に近距離移動ができるモビリティとした。
三菱自動車
三菱自動車ならではの冒険心を呼び覚ます心豊かなモビリティライフを提案。電動クロスオーバーMPVのコンセプトカーを世界初披露するほか、四輪電動モビリティなども展示する。
電動クロスオーバーMPVコンセプトカー
SUVならではの走破性とMPVの居住性と快適性、使い勝手を兼ね備え、カーボンニュートラル社会の実現を見据えた電動クロスオーバーMPV。“Borderless Adventure”をコンセプトとし、開放感あふれる圧倒的大空間キャビンと、さまざまな冒険に応える航続距離と走破性を実現する。
電動小型モビリティ「Last 1 mile Mobility」
次世代の椅子型モビリティの開発・製品化に取り組んでいるスタートアップ企業 LIFEHUBとのコラボレーションによる未来の小型モビリティ。電動車の使用済みバッテリーを搭載したバギータイプ。
ヤマハ
モビリティに知能化技術を融合させ、その概念を検証する実験モデルとする「MOTOROiD2」や、3輪パッケージのフルオープンEVのコンセプトモデル、オフロード向けのハイブリッド3輪バイク、前後両輪駆動のeMTBなどを展示する。
MOTOROiD2
オーナーを認識して起き上がり、伴走し、その背に乗せて走行する生き物のような生命感と、「人生の伴侶」のような存在感をもつパーソナルモビリティ。自らをセンシングして不倒状態を保つバランス制御「AMCES」や、オーナーの意思をくみ取りながら状態を判断する「画像認識 AI」の深化、これまでの二輪車には存在しなかった新たなストラクチャー“LEAF”を身にまとうなど、人とマシンの呼応に特化したスタイリングを特徴とする。
TRICERA
3輪パッケージのフルオープンEVのコンセプトモデル。開発コンセプトは、「Urban Exciting Mobility ~心身とマシンがひとつの有機体となる~」。オープンエアの圧倒的な解放感の中で、3輪&3WSによる新しいドライビングの感動体験を創出するパーソナルモビリティとしている。
TMW
車両実験部の有志が考案したLMW初のオフロードアドベンチャーモビリティ。左右独立制御のフロント2輪でさまざまな路面状況に対応する走破性と、LMW機構と連動して傾斜時にも水平を保つ大型キャリアの優れた運搬性を備える。前輪はインホイールモーター駆動、後輪はエンジン駆動のハイブリッド車。
・TMW
eMTB Y-00Z MTB/Y-01W AWD
Y-00Z MTBは、“Yamaha Motor Off-Road DNA"をコンセプトに開発したeMTBの技術提案。分割式ドライブユニット構造と、電動アシスト自転車「PAS」で実績のある磁歪式(じわいしき)トルクセンサーを搭載したEPS(エレクトリック・パワー・ステアリング)の組み合わせで、オフロード走行における優れた操作性と安定性の両立を実現する。
Y-01W AWDは、センターモーターと前輪ハブモーターを組み合わせた、両輪駆動のアドベンチャーeBike。ツインモーターの協調制御、長距離ライドを可能にするツインバッテリー、幅広タイヤ等の採用による走破性で、走れるフィールドの拡大を提案するコンセプトモデル。
ダイハツ
未来のモビリティ社会における人や暮らしに寄り添う姿を、5つのカタチにして表現したコンセプトカーを展示する。
me:MO(ミーモ)
ライフステージに合わせ、スタイルや楽しみ方を変えることができるサステナブルな軽乗用BEV。クルマをつくり方から変え、必要十分な機能で構築・モジュール化した内外装部品の構造により、意匠だけでなく車両形態の変更も可能にしたことで、ライフステージや用途の変化に対応し、長く利用いただけるサステナブルなクルマ。
UNIFORM Truck(ユニフォーム トラック)
使いやすさなど働くクルマの原点を追求し、多様な働き方や用途に対応する未来の軽商用車「UNIFORM Truck」と「UNIFORM Cargo」。移動店舗など活躍の場を広げるBEVならではの外部給電機能や「UNIFORM Truck」に積載する未来の「Nibako」、使いやすく、清掃しやすいフラットで凹凸の少ないキャビンや荷室、着脱可能な内外装パーツの採用により、多様な働き方に加え、多彩なプライベートシーンにも対応する。
OSANPO(オサンポ)
オープンエアの心地よさを散歩に出かけるような手軽さで楽しめ、日常にスローな価値を生み出す軽乗用BEV。BEVの特性である圧倒的な静粛性に加え、少し高めの車高がもたらす開放感で自然の中を散歩気分で歩いていけるような、ゆったりとした楽しさを提案する。
パナソニック
パナソニックグループが思い描く将来のくらしを、「笑顔が循環するくらしへ。」をテーマに表現し、モビリティが家・街・人をつなぎ、移動によって誰かを笑顔にする社会の実現に向けた取り組みを紹介。未来のモビリティ体験や、EV普及に貢献する車載デバイス・ソリューションなどを展示する。
Turing
完全自動運転車両の開発・販売に取り組むTuringは、完全自動運転車へのマイルストーンとして製作したコンセプトカー「Turing Machine Alpha(チューリングマシン アルファ)」を展示。
glafit/OpenStreet
glafitとOpenStreetが共同開発した「電動サイクル(特定小型原動機付自転車)」を出展。自転車のように漕ぐ必要がなく、スロット操作で自走できる。2024年以降にシェアモビリティプラットフォーム「HELLO CYCLING」へ導入され、将来的にはglafitから販売も予定されている。