ニュース
相模大野に小田急沿線最高層タワマン 伊勢丹跡地
2023年9月15日 17:19
野村不動産は、伊勢丹相模原店跡地である神奈川県相模原市の小田急線「相模大野」駅徒歩4分の地に住宅商業複合施設を開発する。住宅は分譲マンション「プラウドタワー相模大野クロス」として、'25年11月上旬に竣工予定。9月16日に予約制のモデルルーム案内会を開始し、秋以降に販売を予定。
小田急線沿線エリア最高層の高さ約152m、地上41階建て、総戸数687戸のタワーマンションを擁する住宅商業複合開発。伊勢丹相模原店の既存躯体を活用し、建設時におけるCO2の排出を大幅に抑制する。
住商複合開発により、相模大野の重要拠点のひとつである「商業・文化の核」にふさわしい新たな役割を果たすとしている。敷地内には、公共広場(仮称:にぎわい広場)と24時間開放の公共歩廊を約3,600m2規模で新設。街を抜ける公共歩廊や公共広場のほか、公園に出店予定のカフェと連携し、駅前から公園への新たな賑わいの都市軸を形成する。
にぎわい広場は約350インチの大型デジタルサイネージを設置し、J:COM相模原・大和により、地域情報の掲示や地域花火大会等のイベント放映等、幅広く地域の情報発信を行なう。
脱炭素に貢献する環境配慮型レジデンスとしており、建設時の工事用電力にグリーン電力(トラッキング付非化石証明を活用した実質再生可能エネルギー100%となる電力)を採用。マンションギャラリーにおいても100%非化石証書付きの電力を活用し、CO2排出量実質ゼロを実現する。
既存躯体活用部に屋内平置き駐車場207台を完備し、全区画がEV充電に対応。伊勢丹相模原店の既存躯体を活かした空間の全区画を平置き駐車場にしたことにより、東京ガスが提供するEV充電サービス「EVrest(イーブイレスト)」を、国内で初めて全区画に完備する。
また、首都圏のプラウドシリーズにおいて初めて、発電効率の高いアイシン製エネファームを採用。エネファームによる発電で発生する熱を有効活用することにより、一次エネルギー消費量を約30%削減し、かつ低炭素化・省エネの取組みを複数導入することで、ZEH-M Orientedと低炭素建築物認定の両方を取得した。
防災機能では、阪神淡路大震災や東日本大震災クラスの地震にも耐えられる構造の中圧ガス導管を採用。住宅向けに活用するため、ガス圧力を中圧から低圧に変換する「専用ガスガバナ」をプラウドシリーズで初めて、同物件専用に設置した。災害時でも安定したガス供給を実現する。
さらにデンヨー製の都市ガス発電機を導入し、防災用非常用発電機と併用することで、停電時でも給水ポンプや照明など、共用部の一部設備を72時間稼働させることが可能。都市ガス発電機を国内分譲マンションで導入するのは2例目となる。
エネファーム発電中の停電時において最大700Wまで、最大26日間連続で専有部の電力を確保可能。断水時も電気が使用できる。
プラウドシリーズで初めて、エレベーターと連携した上下階移動が可能な掃除ロボットを導入し、ロボット自身が自らエレベーターに乗り降りする。各フロアの共用内廊下の清掃を行ない、定位置に戻ってくる。
所在地は、神奈川県相模原市南区相模模大野四丁目4009番45(地番)。構造・規模は地上41階、地下3階建て。間取りは1LDK~4LDK。専有面積は32.66m2~125.48m2。敷地面積は10,186.49m2。