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イトーキ、音を気にせずWeb会議できる「サウンドソファ」 ヤマハ指向性スピーカー搭載

イトーキは、オープンスペースでスピーカー音を気にせずWeb会議ができるボックス型ソファ「sound sofa(サウンドソファ)」を11月1日に発売する。4月に出展した「オルガテック東京2023」で好評だったことからブラッシュアップを行なって販売する。

ヤマハが開発した指向性スピーカーを採用し、Web会議のスピーカー音を最適な範囲にコントロール。周囲への音漏れを抑えながら、座っている人にはクリアに音が聞こえる。

吸音性能の高い素材・構造で囲われた空間で、リモートの参加者にオフィス側のノイズ音が伝わりにくくい構造。テーブル中央に設置したヤマハの収音範囲制限機能を備えるマイクを採用し、半径1m以上離れた音声を減衰して集音するため、オフィス側の音声が聞き取りやすくリモートの参加者に届き、オープンスペースでの快適なWeb会議が可能になる。

一般的なボックス型ソファは直線的な構造で作られているものが多いが、本製品はイトーキのタスクチェア開発などの知見を活かし、最適なソファの背座の角度やクッションの硬さで設計。快適な座り心地を実現した。また、背もたれや座面の適切な傾斜により、ソファに着座するだけで自然と耳の位置がスピーカーへ接近する姿勢へと誘導し、音が聞えやすくなる。

ソファはモニターに対して2度斜めに設置し、テーブルもそれに合わせて台形にすることで、オフィス側の参加者はディスプレイを見やすく、Web用カメラにも映りやすくなる。これにより通路側に音がより漏れにくくなった。

配線システムにも工夫し、使い勝手を向上。サウンドソファで使用する機器は、PCにUSBケーブルとHDMIテーブルを差し込み、デバイスを選択するだけで、簡単に使用できる。また、複数のデバイスからのケーブルはサウンドソファ内で処理し電源ケーブル1本で使うことができる。

様々なオフィスにレイアウトしやすいよう、豊富なバリエーションを設定。テーブルの奥に位置するセンターパネルの高さについては、より籠もり感がありオフィスの中心で使いやすい「セミクローズタイプ」と、抜け感があり窓際でレイアウトしやすい「オープンタイプ」を用意する。天板は7色、脚部は5色、パネル、ソファの張地は8つのカラーセットを設定し、合計560通りの選択肢がある。

「sound furniture series」として、「sound parasol(サウンドパラソル)」と「sound sofa」を合わせて使用することで、音声に配慮した多様なオープンミーティングスペースを形成できる。

ディスプレイは32型。本体サイズは、セミクローズタイプが2,400×1,800×1,400mm(幅×奥行き×高さ)、オープンタイプが2,400×1,800×1,400mm(同、センターパネル高さ780mm)。