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今週は「この冬一番の寒気」 電力は安定供給見込み

1月24日から26日頃にかけて、北日本から西日本にかけての日本海側を中心に大雪など大荒れの天気が見込まれる。気象庁によれば、24日は強い冬型の気圧配置になり、日本の上空に「この冬一番の強い寒気」が流れ込む。東北、北陸を中心に各地での降雪も予想されている。太平洋側でも山地を中心に大雪となり、平地でも積雪となる所がある見込み。

23日18時から24日18時までの24時間に予想される降雪量は多いところで以下の通り

  • 東北地方:40~60cm
  • 北陸、東海、近畿、中国地方:20~40cm
  • 関東甲信、四国、九州北部地方:10~20cm

その後25日18時までの24時間の降雪量予想は多いところで以下の通り。

  • 北陸地方:70~100cm
  • 東北地方:60~80cm
  • 関東甲信、東海、近畿、中国地方:50~70cm
  • 四国、九州北部地方:20~40cm
  • 九州南部地方:10~20cm

そのため、大雪による交通障害や農業施設への被害、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風や高波などへの警戒を呼びかけている。

寒くなると不安視される電力供給だが、資源エネルギー庁の20日時点の発表では、予備率は最も低い日でも8%を超えており、「安定供給に必要な水準を確保できる見通し」という。ただし、室温を少し低めにする、使っていない部屋の照明を消すなど、節電への協力を呼びかけている。

今後⼀週間(1月21日~27日)の広域予備率

東京電力による20日時点の需要予測では、24日~26日の使用率ピーク時供給力を5,198~5,432万kWとしており、エリア予想電力の4,799~5,010万kWに対して若干の余力がある状況。24~26日のエリア使用率は91~92%。

東京電力の使用率ピーク時供給力(1月21日~27日)
参考:東京電⼒管内で積雪があった際のロードカーブ事例(出典:経済産業省)