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カシオ、新形状「人間工学電卓」 右手の打ちやすさ追求
2022年10月6日 14:00
カシオ計算機は、右手で打ちやすいデザインにした電卓の新製品「人間工学電卓」を10月21日に発売する。本体サイズは2種類。販売予想価格はジャストタイプ(JE-12D)が10,450円、デスクタイプ(DE-12D)が11,000円。10月31日までは東京・有楽町の「b8ta Tokyo - Yurakucho」に出品、実機が展示され、試すことができる。
操作面を3度の角度で右側に傾斜させた階段状に配置したキーで、右手使用時の打ちやすさを追求した電卓。人間工学的知見を用いてボディやキーを見直しているのが特徴。
電卓に関する調査を行ない、電卓を操作する際の手や指、筋肉の動きといった分析も産業技術総合研究所と共同で実施。明らかになった「手が外側に傾く」「キーを押す方向は垂直のまま」といった特性を分析し、新構造の「人間工学階段キー」として搭載した。これは、常に垂直方向に打てるよう配置しながら、右手指にフィットし自然なポジションで打てるというもの。試作機のテストでは83%のユーザーが従来品よりも打ちやすいと回答したという。
このほか本体デザインは曲面を多用し、自然な丸みのあるデザイン。底面は波紋状の溝がつけられ、どの角度からでも持ちやすくしている。
計算桁数は12桁。税計算ボタンを備えている。使用電池はCR2025で、1日1時間の使用で約7年間稼働する。無操作時、約6分で自動で電源がオフになる。
ジャストタイプ「JE-12D」の大きさは177.5×111×24.4mm(奥行き×幅×高さ)、重さは約210g。デスクタイプ「DE-12D」の大きさは188×140×35mm(奥行き×幅×高さ)、重さは約295g。本体カラーはジャストタイプがホワイトとブラックの2種類。デスクタイプはホワイトのみ。