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ゲリラ豪雨の発生を36時間先まで予測する「ゲリラ雷雨レーダー」

ウェザーニューズは、スマホアプリ「ウェザーニュース」の新バージョンをリリース。36時間先までのゲリラ雷雨(豪雨)の発生リスクを確認できる新機能「ゲリラ雷雨レーダー」の提供を開始した。対応端末は、iOSおよびAndroid。

局地的・突発的に激しい雨や落雷をもたらすゲリラ雷雨による被害を軽減するための新機能。36時間先までのゲリラ雷雨の発生リスクを、3段階でマップ上で確認できる。現在地や外出先もズームして詳しく確認可能。

同機能は、長年ゲリラ雷雨の予測に向き合ってきた同社予報センターのスタッフの知見を集約。検証を重ねることで、ゲリラ雷雨予測に特化した予測システムを構築し実現した。

なおウェザーニューズでは、局地的大雨を指す言葉として「ゲリラ雷雨」を使用。なお、一般的によく使用されている「ゲリラ豪雨」と同義となる。

また同社は、ゲリラ豪雨の予想発生回数を47都道府県別に分析した「ゲリラ豪雨傾向2022」を発表した。7~9月のゲリラ豪雨は、全国でおよそ90,000回発生する予想。昨年比1.4倍、過去5年平均比1.9倍で発生回数が増える見込みだという。

暖かく湿った空気が流れ込みやすい西日本を中心に昨年よりも発生回数が増え、佐賀県や大分県などでは昨年比で3倍近くとなると予想されている。人口が多いエリアでは東京が800回、愛知が1,000回、大阪が400回で、いずれも昨年並みとなる見込み。

発生時期は、7月後半から9月前半にかけて発生しやすい時期が続く予想。日差しが届いていても、天気の急変に注意が必要としている。

9月後半からは秋雨前線や台風の影響を受けて、突発的かつ局地的なゲリラ豪雨の発生は徐々に減少していき、ゲリラ豪雨のシーズンも終息に向かう見通しだという。