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キングセイコー、ゴールドや藤の花を表した特別モデル

SDKA003

セイコーウオッチは、復刻版として展開している「キングセイコー」のコレクションに2機種を追加し、7月8日に発売する。機械式の腕時計で、復刻デザインの限定モデル「SDKA003」は385,000円、特別デザインの「SDKS011」は214,500円。

セイコーは、1965年に発売された「KSK」と呼ばれる2代目キングセイコーをモチーフにした復刻版を2種類発売している。ひとつは2021年1月に発売した「SDKA001」で、オリジナルを忠実に再現した3,000本の限定モデル。ふたつめは2022年2月に発売した「SDKS001」などSDKSシリーズで、オリジナルに近い再現ながら、カラーバリエーションも加えたレギュラーモデルとして展開されている。

SDKA003

今回限定モデルとして発売される「SDKA003」は、忠実な復刻のSDKAシリーズをベースに、オリジナル要素としてダイヤルにはシャンパンシルバーが、インデックスと針にはイエローゴールドカラーが採用される。ケース径は38.1mm。数量は世界限定1,700本、うち国内は700本。

ケースは鏡面仕上げやシャープな形状が特徴で、ボックス型サファイアガラスで当時の見た目を再現。裏蓋にはイエローゴールドカラーのメダリオンも施される。リューズや尾錠にもKSKのデザインが再現される。

ムーブメントは機械式で自動巻きのキャリバー「6L35」。パワーリザーブは約45時間。精度は日差+15~-10秒。振動数は28,800振動/時。現行機種で最も薄い自動巻きキャリバーで、手巻きだったオリジナルに対しケースは0.5mmの増加に抑えた厚さ11.4mmを実現している。

ケースはダイヤシールドが施されるステンレススチール製。風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス。防水性能は5気圧防水。クロコダイルストラップが付属する。

キングセイコー “KSK”復刻デザイン 限定モデル(SDKA003)、385,000円

SDKS011

セイコーブティック スペシャルエディションの「SDKS011」は、SDKSシリーズをベースにした特別カラーのモデル。ケース径は37mm。ダイヤルの色は、東京・亀戸にあったセイコーの工場でキングセイコーが生まれたことから、工場近くの亀戸天神で咲く藤の花がモチーフ。柔らかな紫色がダイヤルに採用されているほか、放射状のサンレイ仕上げで繊細なグラデーションも加わり、咲き誇る藤の花が揺れ動く“藤波”を表現した。

ムーブメントは機械式で自動巻きのキャリバー「6R31」。カレンダーを省いたノンデイト仕様となる。パワーリザーブは約70時間。精度は日差+25~-15秒。振動数は21,600振動/時。

ケース・ブレスレットはステンレススチール製。風防は内面反射防止コーティングのボックス型サファイアガラス。防水性能は10気圧防水。ケース径は37mm、厚さは12.1mm。紫色のステッチが施されたライトグレーのカーフスキンストラップが同梱される。

キングセイコー セイコーブティック スペシャルエディション(SDKS011)、214,500円