ニュース

ガス給湯器不足で、五輪選手村設置の給湯器1400台を貸出

コロナ禍の影響で、国内では給湯器の需給逼迫が全国規模で発生している。これを受け、東京2020組織委員会と東京都は、東京2020大会の選手村に設置されている給湯器約1,400台の貸し出しを決定した。

家庭用給湯器は、ハーネスを構成するコネクター等の部素材の調達難により、需要に対し供給が間に合わない事態が長く続いている。暖房需要の高まる冬は特に需要が高まるが、不足解消の目処は立っていない。

給湯器メーカーや都市ガス事業者は、暫定的な処置としてガス給湯器を貸出し設置するケースが発生しており、その貸出し機器の需要が高まっている。こうした事態と経済産業省や日本ガス協会、日本ガス石油機器工業会からの要請を受け、東京2020組織委員会は、給湯器が利用できない人に対する一時的な貸し出し用として譲渡できるよう取り組む。台数は約1,400台で、各団体との手続が完了次第速やかに実施する。