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災害時の“逃げ遅れ”を防ぐ。Yahoo!防災速報の新機能

ヤフーは、スマートフォンアプリ「Yahoo!防災速報」にて、災害からの“逃げ遅れ”を防ぐことを目的として、ユーザーそれぞれの住環境にあった防災行動を通知・案内する新機能「防災タイムライン」の提供を開始した。対象地域は全国。

ユーザーの自宅や周辺環境、世帯構成などを予め入力しておくことで、災害警戒時に、ユーザーそれぞれに最適な防災行動を通知したり避難行動を促したりする機能。

同機能では、「平時」「災害警戒時」「災害発生時」「復旧・復興」の4つの領域すべてをワンストップでカバーすることを目指している。今回の提供開始のタイミングでは、比較的頻度の高い水害を想定し、災害警戒時までをカバーしている。

今後は、地震や津波などの災害も対象として、災害発生時や復旧・復興の領域もカバーしていく。またGPSなどを使用し、居住地ではなく現在地をベースとした防災行動の案内についても検討されている。

「Yahoo! JAPAN」アプリからは、トップ画面の「ツールを追加」から防災タイムラインの機能にアクセスできる。今後は「LINE」アプリとも連携し、LINE上でも防災タイムラインを提供していく方針。

防災タイムラインの機能の提供はヤフーおよび親会社のZホールディングスの防災領域の取り組みの第一歩と位置づけられており、今後も防災タイムラインをベースとして機能を発展させていく。なお同機能は、国土交通省が普及を図っている、一人ひとりに最適化された防災行動計画「マイ・タイムライン」のデジタル版として、民間初の無償提供になるとしている。